2022-01-01から1年間の記事一覧
今年見た芝居は、劇場に行って見たのが24本。NTLなど映像または配信で見たのが5本。計29本。 今年はできるだけ見る、というのを目標にしており、50本くらいいけないかなと思いましたが、まあ無理でした。金銭的にもですが、体力的に。集中力はまだあり眠くな…
あらすじ(公式より) 3つの空間。2005年11月、とある地方の家の和室で日記を書いている泉。2005年9月、両親の経営する地方のコンビニで毎日買い物をする拓馬。そして2021年9月、都内の大学図書館の閉架書庫でアルバイトを始めた明結(あゆ)は、職員の佐東…
原作:アドナーン・アルアウダ(シリア) 翻訳:中山豊子 上演台本・演出:林英樹 出演:チーム・テラ(加藤明美、関山ゆみ、宮下泰幸、横山晃子) 舞踏:相良ゆみ、徳安慶子 作編曲・演奏:大平清 劇中映像:吉本直紀 「紛争地域から生まれた演劇」シリーズ…
岩松了新作『クランク・イン!』。 あらすじ 新作映画のクランクイン準備中の一行は、人里離れた建物でリハーサル中。映画は新人女優・堀美晴の突然の死によって延期されていた。四つある控室では、主演女優・羽田ゆずる(秋山菜津子)、若手女優・宮城真里…
イザベル・ユペールという竜巻 2020年秋に招聘され公演されるはずだった本作。コロナ禍に2度の延期を経て、やっと日本へ。 テネシー・ウィリアムズの名作の中でも、かなり悲しい恋の話であり、煮詰まった家族関係のやりきれなさが描かれている。ほかの作品…
ネタバレあります。 とは言っても、日本版のフライヤーに思いきりネタバレが書いてあり、だいたい話は予想がつくようになっている。作品のきもは謎解きではないので、分かっていても問題はない。 8歳の少女ネリーが、介護施設の部屋をひとつひとつ訪ねながら…
【作・演出】加藤拓也 【出演】藤原季節、平原テツ、秋元龍太朗、金子岳憲、今井隆文、中山求一郎、安川まり、秋乃ゆに、山脇辰哉 あらすじ(公式より) 「見えなかったら大丈夫と思ってたのに。実は価値が無いものは見えない方が世間はすごく良くなるんです…
最初に見たのはいったいいつだったか、映画館で見たのかレンタルビデオで見たのか。今となってはレンタルビデオで見るという行為も貴重な体験だが。 ただ、いつかイグアスの滝を見にに行きたい、という気持ちだけは覚えている。 1997年公開というと四半世紀…
※ネタバレあります 深田晃司監督新作『LOVE LIFE』。 物語は主人公・大沢妙子(木村文乃)が7歳になる息子・敬太(嶋田鉄太)と、再婚した夫・二郎(永山絢斗)との家庭風景から始まる。みな日本語で会話している、よくある円満家庭の風景。 しかし夫が目を…
※ネタばれあります NOPEの意味 NOPEはNOをかなりカジュアルにした言い回し。軽めなニュアンスの時と、「ないわー」「無理」「ありえない」というような強めのスラングとして使う。反対語はYep。 今回は「無理げー」な敵そのもの、もしくはそれに対峙した時の…
NODA MAP 野田地図・第25回公演。 開演前 <客入れSE(分かったとこだけ)> ダンス天国(カバー) 湖上の煙/王様(Smoke on the water 日本語カバー) カサブランカダンディ/沢田研二 風をあつめて/はっぴいえんど Down Town/ シュガーベイブス 「イパネマ…
河内大和さん率いるユニットのシェイクスピア作品公演。今回は王冠を巡る争いの火元となった王様・リチャード二世。 会場・舞台美術 ウエストエンドスタジオは地下へと降りる会場。階段もむき出し、平場で、舞台照明が落ちていると薄暗く、さながら地下倉庫…
川崎アネット桜餅事件 『アネット』公開2日目、そして最初の土曜日ということもあり、なんとレオス・カラックス監督の舞台挨拶が川崎で。この日は監督、一日舞台挨拶巡りで、川崎の後は有楽町と池袋へ。昭和の人気アイドル並のスケジュールです。 舞台挨拶チ…
レオス・カラックスが前作『ホーリー・モーターズ』以来9年ぶりに撮った新作『アネット』。アニエスべー主催の試写会に行ってきました。 タワーレコードのフリーペーパー"intoxicate"の抽選に当たり、本当にたまたま。公開の前日だけど、試写会ならではのイ…
『サイプラス・アヴェニュー』リーディング公演。 国際演劇協会日本センターの「ワールド・シアター・ラボ」という海外現代戯曲の翻訳と上演を行なっている事業の公演。本作は日本初訳初演。 作:デビッド・アイルランド(David Ireland) 翻訳:石川 麻衣 演…
※ネタバレあります。 お話のベースは西遊記である。天竺を目指す三蔵法師と悟空たちのお話。私の世代だと堺正章版(ガンダ〜ラガンダ〜ラ)、最近だと香取慎吾の孫悟空。あとドリフターズの人形劇版、手塚治虫の『ぼくの孫悟空』は大好きで何度も読み返した…
新型コロナウイルスによる舞台上演中止の悲報が駆け巡るこの2年。 その中で舞台上演を映像芸術としても残していることに定評のあるナショナルシアターライブが、映画制作に取り組んだのがこの作品。舞台演劇としての側面を存分に生かしつつ、映像作品として…
2022年、観劇はじめはもちろんシェイクスピア! 河内大和さん率いるG.Garage///(ジーガレージスリースラッシュ)の公演は初めて。カクシンハンの俳優さんも多く、こちらも未体験なので、慣れない部分もありましたが、総じてエンターテイメント性が高く、ス…