『ハムレット』に引き続き、グローブ座の『ロミオとジュリエット』を配信観劇。
(5/3で終了)
This is your two hour warning!
— Shakespeare's Globe (@The_Globe) 2020年4月20日
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よく知られた戯曲だし、名台詞も多いからサクサク楽しく見られる。戯曲に忠実なプロダクション。英語分からなくてもオススメ。グローブ座のクラシカルな劇場の雰囲気や、コスチュームプレイを堪能できる。
若さ溢れる躍動感あるロミオと現代的でたくましいジュリエットが見どころ。誰もが知ってる運命のカップルが、思い切り恋する様はいいぞいいぞ〜楽しかろう〜!とおばちゃんも一緒に楽しくなるパワー溢れる演技。
ロミオ役は跳ねるように、舞台を縦横無尽に動き回る。恋に悩む世間知らずなお坊ちゃんではなく、若さゆえに突っ走っていく少年の恋心が表現されていた。ジュリエットは受け身ではなく、時にロミオや周りを巻き込み、きちんと自立した女性の佇まいもあり、素直な自分の気持ちをぶつける感情の表現が良かった。
それだけに後半からラストのすれ違いからの悲劇が際立つ。2人の恋が真剣であり、2人で生きるために行ったゆえなのだと辻褄のあう演出になっていたと思う。
悲劇のためか、今まで見た演出だと、どうしても最初から悲壮感が出がちだし、若い2人が大人の事情に翻弄され愚かな判断を下す、という見方になりがちだった。今回の恋をした時の楽しさや生命力に満ちたロミジュリも私は好きだな〜。
戯曲に忠実なので、よくカットされるとこもちゃんと出てきてたし、ロミジュリ以外の役もキャラ立てがきちんとしてて良い。
そういえば、ジュリエットがお願い事する時とかにベタっと体をうつ伏せにする姿勢があるのだが、あれは五体投地的なあれなのだろうか。その辺も時代に忠実に再現してるのかな。