je suis dans la vie

ライブとか映画とか芝居とか。ネタバレ有り〼。

「デート・ナイト」

4時間ほどの飛行機内で、映画を何見るか!というのは楽しみのひとつ。
ウキウキ気分を損なわないような、軽めの映画、スティーヴ・カレルティナ・フェイ主演のコメディ映画『Date Night』をチョイス。
ティーブ・カレルの作品、初めて見たけど、この人、見た目地味なのに面白い。井上順や関根勤みたいな、インテリ過ぎず軽妙過ぎずシニカルすぎずブラック過ぎずな、なんかふわふわ〜っとした楽しさのある人。喋らなければただのフツーのおじさん。コメディ俳優っていうと、見た目にインパクト(頭髪や体型)あったり、すんごいエンターテイナーだったり、ジム・キャリーみたいにもうこゆ〜い感じの人が多いけど、私は実はあんまりそれは好みじゃない。笑わせてやるって勢いが強いからかな〜。スティーブ・カレルはちょっと昭和の日本みたいな奥ゆかしい下町な感じがあるんだよね。
ティナ・フェイとのコンビも絶妙。この女優さんもフツーに美人なのに、とにかくテンポがいい。そして、受けの演技ができる。
話も「倦怠期の夫婦が、ある夜デートで、人気のレストランで勝手に人の予約した席に座ってしまって、そこからトラブルに…」という流れなんだけど、予定調和のようでそうでない。ああ、次こうなるかな?っていう安心感のある映画ではあるんだけど、2人のコンビががっつりすぎない程度にかみあってて自然。
マーク・ウォールバーグが変な役(常に半裸)で出てて、そこもなんだかな〜のミョーな空気感の映画。
小品ではありますが、脚本、映像、役者、バランス、ともにいいという珍しい作品です。あ、でも日本公開してない?らしい。残念だ。