je suis dans la vie

ライブとか映画とか芝居とか。ネタバレ有り〼。

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大森南朋主演映画、とあえて言いたい。寺島さんのことばかり取り上げられていたけれど、大森君がいなければ成立しなかった、と思う。大森君が「自分は置き物」と当初発言していたが、ただそこにいる、ということができないと、この濃い映画はただの濃い映画になっていた。もちろん、廣木監督の料理がうまいっていうのはいわずもがなではある。きちんと大森君の演技をとらえて、いいところを引き出している。監督と役者、役者同士の化学反応が絶妙な状態で起こった稀有な映画だ。
特典映像目当てで買ったのだけど、トークショーの様子が少ないのが残念。大森君と赤坂さんの来た年明けのトークショーは、結構きわどいことも言っていたので収録できなかったのかな。トラックの撮影風景などは面白かった。スタジオで撮ったのもあったんだなあ、とか。牽引は事故がなくて本当に良かった・・・。
大森君は最近のインタビューで「岡部はいい男じゃない」って言っていたけど、ある意味ではいい男だと思う。「都合のいい男」なんだけど。岡部がどう思ってるかは結構どうでも良くて、女性にとって思い通りの行動をしてくれる男なんて、たまにはいいかもと思う。
映画館では6回も見たので、私は好きな映画だと思う。今回、色々と話題になったおかげで「あの映画面白い?」と人に聞かれることが多くなった。でも「面白いよ!」と大手を振っては薦められない。面白い、たぶん。でも、痛いよ。痛いの大丈夫だったら、すごく好きになると思う。そんな映画。
番外:二人が入る新潟の定食屋が「五十嵐食堂」だったのが今更ツボ。だって「がっちゃん食堂」なんだよ?(←壊れてます)。