je suis dans la vie

ライブとか映画とか芝居とか。ネタバレ有り〼。

「DROP CINEMA PARTY 2005」@テアトル新宿(2005/03/26)

DEMONLOVER」のショック(?)をひきずったまま、大森君×篠原誠監督トークショーつきのえんぶの生徒発表会イベントへ。
二人の他に、司会の豊島圭介監督、板谷由夏さんも参加。板谷さんはほろ酔い気味。大森君は、黒いパーカー黒パンツ、帽子といつもの格好。
篠原監督、板谷さんとは、映画「欲望」のつながりなんだそう。篠原監督が「欲望仲間」と連発してたんですが、字面だけだと怪しい言葉だわ。板谷さんと大森君は、結構激しいシーンもあったそうで、「遠い親戚のような気持ち」だそうです。大森君が篠原監督に呼び出され「ナオ、今回は××××なしでいくから」と、大胆なお達しもあったそう。
色々映画製作に関する話もあり、篠原監督は「カット」の言い方が自分の中で20種類くらいあるとか。大森君、板谷さんから「カットの声がかかると、OKかダメかすぐ分かる」「ダメな時はすぐに立ち位置へ戻る」などの証言。
大森君は「どうやったら役者になれるか」という質問に「先輩の飲みの誘いは断らない!」だそう。お酒話はお約束ですネ。「金がなくても、誰かに借りて行け」と大森流。
でも、「自分はなんとなくなってしまったけど、人との出会いで今の自分がある。そういうのを大切に」とのこと。いつもインタビューとかで、仲間や先輩のことを大事にしていると答えている大森君らしい。
えんぶの生徒さん映画の方は、まあ、生徒さんのだしね。いろいろありますが・・・。やっぱり脚本、構成はしっかりしてほしい。ほんとに、映画が好きなのかな?って思ってしまう。映画見たり、本読んだりしてんのかな?技術は確かに進歩したけど、中身がないとね。
そういう意味だと、技術的にも熱意的にも、アサイヤス監督はすごいんだねえと思ったし。でも、お金をかければいい映画が撮れるわけではない。かといって、お金かけられないことを言い訳にしたら、どのクリエイターも成り立たないのだ。
脚本といえば、篠原さんが監督、豊島さん脚本の「張り込み」は名作。低予算でも、脚本さえ良ければ、そして監督の演出力があれば、これだけ見せられる、引き付けるという見本。私の中のベスト・オブ篠原誠監督作品。最近は癒し系が多かったので、本道のエロティシズム作品「欲望」は楽しみ。