je suis dans la vie

ライブとか映画とか芝居とか。ネタバレ有り〼。

配信観劇その⑤"『12人の優しい日本人』を読む会』"

12人の優しい日本人』を読む会

ライブ配信で観劇しました。

今のところ5月中はアーカイブあり。

 

いろんな方が熱い感想あげているので、こそっと雑感程度です。

ライブでZoomによるリーディング演劇配信。

リーディングだから音だけかな、と思っていたらみなさん台詞全部入ってた。なのでちゃんとそれぞれの小さな画面の中で演技してる。これは感動した。当たり前ってか、そうじゃないとできないSagaもあるのかなとか。

芸達者なキャリアの役者さんばかりなので、安心して身を委ね、しかしほどよい緊張感という、まるで「劇場」で見ている感覚になったのは私だけではないでしょう。

Zoomの12分割画面(13や14画面になる時も)が、たまたまなのか運命なのか、この戯曲の特色を生かしてたのも面白かった。TVや映画でもなく、舞台でもない。

演者だけでなく、これは演出の方の力も大きかった。演出の様子とか見てたみたい。

1号から12号までなんで順番に並べないのかな〜と思ってたら、Zoomはアクセスした順に並ぶのね!だから前半と後半で並びが違ったのか〜。という事は8号はいつも一番乗り。それぞれのおうちのネット環境も関係してそう。(コメントは基本切ってたけど、Zoomのシステムの話はコメント欄で見ました。そんなのも配信ならでは)

それぞれのおうちの感じとか、キャラに通じてるような気がしたりね。10号宮地さんの部屋の壁の絵が猫かな?かわいくて気になって。

6号近藤さんはなぜいつも後ろのドア開けっぱなしなの、とか。もしかしたらWi-Fi届きにくいのかな。

あらためて西村まさ彦さんは三谷作品にハマるんだな…と。今更ですが。

三谷作品常連さんも、新しい面々もそれぞれ魅力的でもう一度細かいとこまで見直したい!

今こんななんともいえない状況で、表現するということはこんなにパワーがあって、生きることそのものなんだなと感動する企画でした。

 

私ごとですが、母親が朗読の先生をやっておりまして。もともとはアマチュアで役者もやったり。近年は生徒さんと定期的に朗読の発表会をやったり、同年代のシニアに好評でなかなか活動的でした。

しかしそういうのはほとんどアナログで。

発表や交流の場がすべてなくなり、今は家で朗読の練習と、いつ演れるか分からない作品選びだけ。

少し、いやかなり落ち込んでいるようです。

今、母が新しく購入したiPadを私がなんとか私がリモートで指導して、ボイスレコーダーで朗読を録音してWebで発表できればな〜とやってる最中です。全然進んでないですけどね。Wi-Fiにつなげられてません笑。

でも、できてもできなくても、そういうモチベーションないと、表現者はもちろん、観る側の人間もつらいんだよなってしみじみ感じてます。

シニアはアナログの人が多く、本を読むにも目が悪いとかあるので朗読はすごくニーズがありそうだし。

著作権問題もあるし、どうやっていくかはまだこれからなんですが。

そういう中でこの配信はすごく可能性や希望を感じました。

 

なんて言ってる間になんとか早く収束してくれい。