je suis dans la vie

ライブとか映画とか芝居とか。ネタバレ有り〼。

「笑う警官」@丸の内TOEI1(初日舞台挨拶)

日舞台挨拶のプレリザーブにふぁーふぁさんが見事当たったので、見に行くことができました〜。ふぁーちんありがと〜。
しかし、こういう抽選、大森君のは当たりにくくなってきたのね。大森君の人気がかなり出てきたということか、私が当たりにくいのか、そっちに縁が弱いのか。
銀座に行くと、地下鉄の各出口に警備員がいてなんかものものしい。バラク君来日中で厳しいとは聞いてたけど、東京ってすごいねー(元都民)。
映画ですが、まだまだ公開が続くのでネタバレしないように感想をば。
今回、先に見た友人のなんともいえないコメントを聞いていたので、「あ〜こういことか」と納得。何も知らずに行くと、軽く衝撃が。
一言で言うと、「ザ・春樹映画」。
角川映画ジェネレーションとしては、大森南朋角川映画に〜!と密かに喜んでたりしてて。おーもりくんが薬師丸ひろ子原田知世とかみたいに、角川スタアになっちゃうのかしらん、とか。
でも、角川映画じゃなくて春樹映画で、がっかりはしないけど、別な衝撃あり。
なんかある意味やりきったというか、振り切れているというか、潔いというか。このテイストの映画におーもりくんが出て、浮いてなくてよかった。ある種の新境地開拓かな。こういう役って割と大沢TKOさんの十八番な感じかなと勝手に思ってるんだけど、おーもりくんにもできるんだーね。
「悪魔が!悪魔がぁっ…!」「君の事を考えていた…」「俺たちは傷ついた戦士だな…」など、ハゲタカの名セリフに負けるとも劣らないが微妙に違うテイストのセリフが満載。いまさらだけど、ハゲタカもけっこうギリギリセーフだったのかも…と気付いた。
角川監督がおーもりくんをハゲタカで見て抜擢したらしいのだけど、監督もハゲタカの世界が好きなんでしょうな(ちょっぴりベクトルが違うしれないけど)。
カメラワークはやはりうまいなあと思う個所があり。でも、昔の方の角川映画時代のわりと引きの撮りが好きだった。アップ多用じゃなくて、人の全体が入るくらいの引きでほどよい距離感。俯瞰の使い方とか、ズームアウトとか(「探偵物語」「早春物語」のキスシーンや、「セーラー服と機関銃」の屋上シーン、あとそれらのエンドロール、「Wの悲劇」のラストの薬師丸ひろ子の撮り方は神)、あれで映画の見方や映画の空気感を教わったと言っても過言ではない。
カメラワークのタイミングなんかは懐かしく思ったのだけど、今の時代に合ってないのか、微妙に違うかなーという感じが(これは昔の角川映画好きで思うことなんで、ほんと個人的意見)。特に最近は、DVDで売ることを考えて、アップの多い映画が増えたのだそうだけど、そこも関係してるのかな。
ほとんどの撮影は北海道ではできなかったらしく、北海道の景色とうまく組み合わせて北海道っぽくしてた。
おーもりくんは髭が似合うような年齢になってきましたね。髭の生え方(&目もと)が麿パパそっくし。割と痩せてたので、役作り?野村祐人くんはいい感じのバイプレーヤーになってきた。もうちょっと年食ったら、もっといい感じになるかも。話違うんだけど、私小学校から高校まで祐人くんのお母様が経営する英会話教室に通っててバイトもしたりして、子供の頃に祐人くんをよく見かけてたのでなんか不思議な気分。なんつうかクラスメイトが役者になってるうぅみたいな(あっちは絶対覚えてないですけど)。そういやお子様誕生したばかりだとか。おめでとうございます〜。
あと他にもこゆい役者さんがいっぱい出てて、唯一松雪泰子さんが美しく爽やかな空気を出しててほっとしてしまう。友情出演もこゆい。松山ケンイチ君は分かりづらいんだけど、なんか立ち姿と声であ!と思う。そーいやふぁーふぁさんは松山君が分からなかったんだけど、私は平泉成さんが分からなかった。やっぱ全体がこゆいから。
舞台挨拶は、原作の佐々木さん、角川監督、大森君、松雪さん、野村さん、伊藤明賢さん。
わりとトークはどちらかというと角川監督メインで。監督は「この映画はクランクインも危なくて」「皆一丸となって作った映画はこれを入れて2作だけ」「この道警シリーズはまた映画化したい。僕が監督じゃなくてもいい。実は崔洋一監督に来週会って打ち合わせする」など、かなり力を入れていました。
おーもりくんは黒スーツ、シャツも黒でシャープな感じ。「角川映画で育ったので、出られるなんて思ってなかった。光栄です」「監督はよく僕のタバコを吸おうとして、スタッフに止められてました」などなど、割とおとなしめなコメント。
角川監督ネタが多く、祐人君に「最初は迷彩服だったのに、(『笑う警官』の中にでてきた)鑑識の衣装を気に入って5着買ってずっと着ていた」などばらされてました。
松雪さんは遠目で見ても色が白くてオーラばりばり。明賢さんはスタイル良くてシルエットがかっこマン。
終わった後に、劇場前で出待ちの列ができてたので、ちょっと混じってみました。松雪さんがさーっと女優オーラを出しつつ車に乗り、しばらくして監督&佐々木さんが、そしておーもりくんが出てきたときは「きゃー!」と黄色い声がざわっと動き、外国スターのようでした。携帯カメラで撮ろうとした人を、「そこ!撮るんじゃない!」とか警備の人が怒声をあげたり、すげかった。
通りがかりの人は何々?という感じで、おばちゃんが「外国のスターかしら?見ていこうかな」と言って待っていたようですが、すいませんおーもりくんです。分かったかしら。あと、通りがかりの人たちは「宮迫の映画かー」というのが多く、やっぱお笑いの人の認知度ってすごく高いんだなーと。題名が「笑う警官」だけに、お笑い映画だと思われてたりして(ある意味間違ってないですが)。

終わった後にMIOさんと東京駅で合流。丸の内オアゾの「つばめキッチン」でランチ&ティートーク。久々にゆっくりして楽しかったっす。つばめハンブルグうまし。