je suis dans la vie

ライブとか映画とか芝居とか。ネタバレ有り〼。

「USB」@渋谷シネマライズ

「ハゲタカ」の初日舞台挨拶チケット争奪は撃沈。
だからというわけではないのだけど、こちらも大森南朋出演映画初日っつうことで、行ってきました。
舞台挨拶は、監督、主演の渡辺さん、小野さんなど。客席は満席でなかなかいい感じ。
内容はまだまだ公開続くので書きませんが、今公開している色々な邦画作品とはまったく違うベクトル。大作でも単館もの風でもなく、むしろ自主制作の作り方に近いのだが、かといって中途半端さはなく。
奥監督が映像作家という印象のせいか、映像には独特のものが。いろいろな舞台でもその力量は評価済みだけど、映画を見て、この人は表現っていうものが当たり前に分かっているなと思う。キャスティングの妙、台詞、演出、編集、そのすべてに媚びはない。そして偏った自己満足もない。俳優と名ばかりのアイドルばかりを配した、欲求不満の主婦しか見に行かないような映画とは違う。自己顕示欲と自己嫌悪が汚泥のように煮詰まった映画ともまた違う。表現はニーズによって生まれるのではなく、欲望ばかり強くなってはいけないと思い知らされる。
よく分からないコメントですが。
舞台にしたら面白いだろうなー、という気もした。閉鎖的な話のせいもあるけれど、奥行きのある絵が多いし。
峯田君がまんまなんだけど、めっちゃキュートでパンキッシュで、下北の古着みたいな服が似合いすぎて、でも峯田君でかわいかったっす。この人ってほんと「映える」人だわ。
大森君はちょっとむっちりしてました。いつ撮影したのだろう。白衣が素敵、そしてまったく素敵でない役。鷲津見た後これ見たらショック受けるファンもいるかも。私はその素敵じゃない具合がツボでしたが。ある意味はまってます。しかし、この白衣よりスーツの方がコスプレっぽいよな、大森君は。