je suis dans la vie

ライブとか映画とか芝居とか。ネタバレ有り〼。

It's not safe or suitable

最近、ちょっと江国香織づいている。いつもは立ち読みですませてしまっていた作家なのだが、山田詠美が解説を書いているので。
短編と呼ぶにもあまりに短いいくつかの物語。どの主人公の女性も、心のどこかにかすれたようなさみしさを心に住まわせている。それらは、割合にありきたりな、恋や愛の傷跡、喪失感。たといその関係が物理的には終わっていなくても、彼女たちは世界の終わりに向って歩いている。江国香織は、そうしたありきたりなシチュエーションを、穏やかに、けれど言いようもないほど悲しく、淡々と描く。
山田詠美の解説は久しぶりに良かった。物理的な死ではなく、生活に、心に点在する死。
安全でも適切でもないところで生きて、人を愛するということ。溺れまいとあがくより、覚悟をもって飛び込む時の景色の美しさ。久しぶりにミッシェルの歌が聞きたくなった。チバの歌う「世界の終わり」がよく似合う。

ギャー!オロチ、めっさカワユス〜!
決してロックではない、単なる猫好きなオッサンの猫エッセイ。
ロッキンオンジャパンで一番最初に読んでいる、大好きなコーナーの単行本化。松尾さんのやること思うこと、いちいち同感。そーなのよ、うちの実家のミミたんも、かな〜りオロチに似ています。可愛いくせにクール。甘えたかと思えば、突然牙をむく。何故?何故なの…。そして猫としゃべる時は「にゃー語」になるのよ。家族全員そうだから、かなり不気味です。つかアホ?なんとか私も「猫欲」なるものをおさえて、ミミたんの愛を得たいものだにゃー。