je suis dans la vie

ライブとか映画とか芝居とか。ネタバレ有り〼。

「藍宇 LAN YU/情熱の嵐 」@新宿武蔵野館(2004/7/31)

アメリカの友人に頼まれた品を買出しに新宿へ。新宿ではエイサー祭りがあって、ものすごい人。しかし何故、新宿で沖縄なんだろう。
夕方、MIOちんとkaiさんと合流。MIOちんかねてよりオススメの香港ゲイ・シネマを鑑賞。以前に香港版のビデオを借りていたのだが、今回は日本語字幕なのでラクチン。ビデオの方はファンの方の訳を読みながらだったが、ファンの訳のほうが思い入れが強いせいか今回の公開の訳より生々しかったような気もする。映画のほうは少し編集していて、見やすかった。映画館で見ると時間や空間の感じ方が違う。ゲイ映画とはいっても純愛ものなので、そんなに違和感はない。周りにいたゲイカップルの方々も涙ぐんでいた。二人の濡れ場はリアルなんで、すごいな〜と思っていたら、やっぱり本国では上映禁止だそうな。ゲイものというと橋口亮輔監督を思い出すが、濡れ場が激しかったのは「二十才の微熱」くらいだなあ。それ以降(「渚のシンドバッド」「ハッシュ!」)では、あまりあからさまな描写はない。基本的には、ゲイだろうがストレートだろうが、人の愛情というのは同じ形なのだと思う。この映画も濡れ場は話の流れの中でのことであって、後半はそのことよりも二人の心の動きに重きを置いている。夏の夜には意外といいかもしれない一作。