je suis dans la vie

ライブとか映画とか芝居とか。ネタバレ有り〼。

Summer Sonic 2011(一日目)

学校始まって、わやわやしてたら(書いてるのは9月)サマソニから1カ月過ぎましたよ…。
今年の夏はなんか夏フェスいきたいな〜と思ってたら、友人からアレステッド・デベロップメントがサマソニに来るよー、と情報をいただいたのでサマソニ初参戦!してきました。
この日はもうとにかく暑かった。駅から会場に行くまでだけでぐったり。サマソニは室内のメッセ会場もあるので、アラフォーには優しいフェスです。
見たいのは夕方からだったんだけど、Perfumeでも見る?ということで、お昼過ぎくらいに待ち合わせ。しかし、Perfumeの会場はすでに入場規制。結局入れず、「チョコレイト・ディスコ」の音が聞こえただけという。
とりあえずメッセ内をうろうろしてたら、何故かあやまんJAPANを見ましたよー。。「ぽいぽいぽいぽぽいぽいぽぴー」やってた。ある意味貴重かも。あの人たちって、あれは宴会芸なので、お金もらってやったりはしないらしいし。なんかエロおもろかったー。
その後、andymoriNICO Touches the Wallsをチラ見。久々に日本の歌を聴いたな〜。ライブ自体久々なので、ちょっとうれしかった。
まずは腹ごしらえ〜ということで、メッセ内の屋台でごはん。ライブに来たはずなのに、なんか食べまくり、飲みまくり。
ダラダラしてるうちに、日も落ちてきたのでアレステッド・デベロップメントの出るBeach Stageへ。

ほんと、海辺の砂浜に舞台があって、海風が吹いていい感じ〜。水着な人もいたり、ビール飲んでまったりな人も。
ちょうど前の出番のVILLAGE PEOPLEで盛り上がっておりました。元祖「YMCA」聴いたわ〜。ちゃんと踊ってきましたわ〜(ヒデキバージョン)。わ〜いえむし〜え〜♪会場もやっぱりめっちゃ盛り上がる。
そして、そして!アレステッド・デベロップメントですよ。

あー、もうスピーチの声聞いただけですんげーシアワセ…。なんかこの人の声って、もうじわ〜っとあったかくなるのよー。体に心に沁み込むっつーか。聞くだけでいろいろ体内からいいものが出てきそうな。ちょっと奥田民夫の声に似てると思う。喉がかぱーっと開いた発声の感じが。久々に生で聞いたけど、ぜんぜん声量も落ちてないし、クリアだし、老けてない!
そして、メンバーとのバランスもよかった。スピーチがもちろんメインだけど、突出してない。スピーチも引くというより、溶け込んでる感じ。もちろん、スピーチが真ん中ですべてのバランスを担ってるんだけど、そこにメンバーが身をゆだねつつ、自由に泳いでる。おじーちゃんの人は来てなかったの残念だったなー。でも、あのダンスの激しいおねーちゃん生で見られた〜。MCの子も、前よりうまくなってたよーな。
「Tennessee」はやっぱきたな〜。あれかかると、好きになった時を思いだすので、特別かも。「People Everyday」もやっぱハッピーな気持ちになる。あのスピーチのAHHHとかHEEEYとか、伸びる時の声がね〜ほんと好きでね〜。
昔みたいなメッセージ性の強い攻撃的なのはそんなやんなかったけど、「Like Marvin Gaye Said (What's Going On)」は聞いてると思うとこあったなー。スピーチはもしかしたら、震災のことも考えて選曲したんかなーと。What's Going Onは反戦の歌だけど、歌詞を考えると日本の今の状況に重なる部分もあって、しんみりしちまいました。
なーんて考えてたら、最後の曲の最中に、スピーチが「全部ライト消して!」と言い出したので、ステージ上がまっくらに。消すのに時間がかかってたので、ほんと打ち合わせになく突然だったんだろう。何かな?と思ったら、
「明りは必要ない。光はあなたたちの、僕たちの心に中にある。その明かりだけが今必要なものなんだ!」
というようなことを言うので、涙腺うるうるでしたわ〜。ちょうど夜になって、月明かりの中にぴったりだし。やばいやばい。スピーチ大好きだー!ありがとー、来てくれてありがとー。
彼はすごく信念のある人で、昔は攻撃的な歌も多く、ソロになってからはキリスト教徒になったこともあって、宗教的な歌があったり振り幅が大きいから全面的には受け入れられない時もあったんだけど、やっぱ根っこはほんとラヴ!の人なんだわーと思う。そこがあるからずっと好きなんだけど。
パワフルでハートフルなステージだったのですが、ステージを去っていくスピーチの背中が若干おじさんでした…。ちょっと中年太りしたかな?
そういや、浅野忠信くんやらも見に来てたみたいです。
そして、夕御飯を食べて、本日の大トリ、KORNのステージへ。
うわ、めっちゃ男くさいんですけど(女の子もいましたが)。始まる前から、やる気がみなぎっておりました(客の)。いろいろkai嬢に音楽性とは関係のないネタを教えてもらってたので、まったくどんなんか分からずに行きました。だって、kai嬢の情報って、「ギターがイケメンで、ベースが女子高生だけど全身タトゥーで腕の柄が洋服みたいで、ボーカルは繊細なかわいこちゃんでスカート(キルト)はいてバグパイプを吹く」とかそういうのなんだもーん(しかし、これ全部正しかった)。そんで、メタル系なんでしょー(厳密にはニューウエーブなのかな)。想像すらつきません。むしろコミックバンドであれば納得なのに。
しかし、演奏が始まったらそんなんぶっとびました。つか、上手いんですけど!キャリアあるから当たり前だけど、バンドっつーのはこういうのを言うんだぜ、みたいな。音は激しいけど、聞き難い音がまったくない。音は重いけど、メロディもリズムも安定していた。でも安定しすぎてなく、グルーブも感じられたし。
ちゃんとギーガーモデルのマイクも見れたー。そういや、ギーガーの「エイリアン」のデザインって、唇のとこはミシェル・ファイファーがモデルらしいんだけど、あのマイクの顔のとこはどうなってるのかしらん。
PAの調子が悪かったらしく、PAの人がちょこちょこ前の方に行ったり、スタッフがあわあわしてたり。ベースが時々、弦から手を離してたのは、あれはさぼってたんでなく、今思えばちょっと音を気にしてたんかな。
ボーカルのジョナさんはもう、なんか存在感ありまくり。そして、すごい声。そりゃ酸欠にもなります。そして、観客はものすごい彼の一挙手一投足に一喜一憂。途中で酸素吸いに行くのがスクリーンに映し出されただけで大盛り上がり。
大盛り上がりといえば、ちょうど私はPA近くにいたんだけど、マニピュレーター?のおにーさんが、操作しながらずーっと全力で踊ってましたよ。しかも短パン上半身裸で。なんか、私の方から見ると、彼の機材のテーブルで腰のあたりが隠れるので、まっぱの人が踊ってるように見えるんだよね…。いや、スタッフも全力、すばらしい。
ジョナさんが全力、そして思うがままに歌い動いてて、それをサポートするかのような他のメンバーも素晴らしかった。ジョナさんをいい状態で歌わせる、という感じ。仲よさげ〜。髪型もみんな似てるし。バンドには大事なことです。ドラムは最近入ったそうだけど、ぜんぜんそんなん感じなかったなー。うまかった。
てな感じの一日目。そんなに数は見てないけど、大満足!でした。