おんなのこ物語(ストーリー) (3) (ハヤカワコミック文庫 (JA839))
- 作者: 森脇真末味
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2006/03/01
- メディア: 文庫
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一番最初に読んだのは、小学生の頃に前橋の父の実家で。今ではイラストレーターとなったいとこが持っていた膨大な漫画の中にあった。
ただ、その頃、途中までしか読んでなかったので、気になっていたのだが、題名だけは覚えていた。「おんなのこ物語」なのに、主人公が男で、脇キャラもほとんど男で、少女漫画なのになんだか泥臭い感じがした。でもすごく惹かれた。
今思えば、バンド好きだから惹かれたのか、これを読んでてバンド好きになったのか。
音が聞こえてくる漫画っていうのはそうそうないと思うけど、これはほんとにそう。八角のドラムが、ビシビシと伝わってくる。
そしてこの話、バンドが崩壊して行く話なのだ。しかも「玄人受けする完成度の高いアマチュアバンド」。なんだかsyrup16gに重なってしまう。八角のドラム馬鹿なキャラが大樹ちゃんにものすごく重なるのだ。残念ながらG&Vo.の仲尾は五十嵐にはまったく似ていない。
著者がストーリーに力を入れたというように、台詞がすばらしい。どれをとっても、生々しく、するりとこちらに入ってきてしまう。
また著者は、どのバンドに影響を受けたわけでもないとは言っているが、じゃがたらやフリクションが好きと言っているあたり、作品の泥臭さが作品の「音」になって聞こえてくる。
- 作者: 森脇真末味
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2002/03/01
- メディア: 文庫
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とにかくボーカルの阿部弘のキャラがカリスマ的で、TO-Yに似てる部分もある(「TO-Y」は1985年で、「緑茶夢」は1979年)。
これを読んでて思い出すのは、とにかくミッシェルだ。とはいっても、読んだ時は小学生で、その頃ミッシェルはいなかったため後で読み返して、弘とチバを重ね合わせた。
もし実写にするなら絶対に弘はチバ(ただし20代)。コミックバンド桃色軍団の大城はトータス松本で。
- 作者: ジョイフィールディング,Joy Fielding,吉田利子
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 1994/05
- メディア: 文庫
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オチがうますぎてうわーとうなってしまいますが、そこに行くまでの「連れて行き方」もこの作者はうまい、です。
- 作者: ジョイ・フィールディング,Joy Fielding,吉田利子
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 1995/06
- メディア: 文庫
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この人の作品、強い女性が多いのですが、みんななぜか言葉遣いが汚いようなので、原文で読んでみたいなー。