je suis dans la vie

ライブとか映画とか芝居とか。ネタバレ有り〼。

冬休みの読書

江國さんがオタクの話を書くと話題になっていたけど、基本的にテイストは変わってないのだなー。言いたい事を胸にしまうわりに、割と自分勝手な登場人物たちが多い、というのが私の江國作品の印象なのですが。
兄弟の読書のシーンとか、ごはんを食べるシーンは好きです。ディティルがよい。

ジュンパ・ラヒリはいいなー。お気に入り。そしてこの人、むかつくほど美人です。
ひたすら続く情景描写は、だいたいにおいてダルくなるものだが、この人のは、映像を見ているような流れがあってよい。読んでいる間は、ゴーゴリとの心の旅をしている気分だった。
名前というのは誰かがつけたものであるけれど、それが親であった場合、そこに何かしら想いがあって、重かろうと軽かろうと、受け取る子供には大して問題ではない。私も珍しい名前だが、小さい頃はそれが嫌で、よくある名前の方が呼びやすいしいいなあと思っていた。今となっては、すぐに覚えてもらえて楽だし、響きも気に入ってきた。
名前をつけるというのは、すごく強い愛である。やはし。

高浜寛も最近のお気に入りだー。「凪渡り」も読んだけど、こっちの方が好きかも。重くてねっとりエロなのもうまいけど、こういうコミカルな感じのほうが合うような。
絵の構成も動きがあるし、絵で語るという漫画ならではの手法もさすが。途中で奥さんがジャージに着替えてる理由とかよく「見て」ないと分からなかった。
ストーリーも、山とウグイスのエピソードのとこまでの持って行き方が秀逸。

だんなさんの本棚から拝借。通勤のおともに最適。
幽霊話とかSFなファンタジックなのもこの人は得意なんだよなー。でも、普通にミステリの方が好きだ。この人がすごいのは、目に見えない「人のこころ」を描く際に発揮される。

結構前に読んでたもの。面白かったのですが、途中でオチが読めてしまった。

毎日のように料理しているわけですが、さすがに慣れました。一人暮らしのときは自分が食いたいものしか作らなかったのですが、誰かに食べさせるとなると、栄養とかバランスとか、彩とか味付けとか、いつも考えないといかんのだなーと改めて思う。
この本では筑前煮を。いつもアバウトに作っていたので、ちゃんと作るとそれはそれで面白い。
お正月はブリ大根、鯛のお頭、お雑煮など、割合にちゃんとやりましたよ。ええ。