je suis dans la vie

ライブとか映画とか芝居とか。ネタバレ有り〼。

「テルマ&ルイーズ」

宿題で見なければならなかったので、久々に鑑賞。昔録画したビデオなんで、画像は悪かったけど、やっぱり今見ても面白い。ロードムービーでもあるので景色や疾走感も感じられるし。アカデミーの脚本賞を取ってるのだが、台詞自体に特別なものはない。ただ、少ない台詞の中にもそれぞれのキャラがにじみ出ている。逃げる理由を言わないルイーズに、恋人のジミーがキレて机をひっくり返すと、あっさりとルイーズが部屋を出て行こうとして、ジミーが「ごめんよ〜」って甘えるとことか。二人のシーンはここだけなんだが、関係性をよく描いている。JDがテルマの部屋に来て、雨の中「やっぱ行くよ」「行くとこあるの?」なんてシーンは、バカっぽくてかわいい。JDの強盗のやり方の伏線や、テルマの旦那の電話の出方でテルマが盗聴に気づくとか、分かりやすいけどテンポがいい。
これがいいのは、もちろん主役二人の強さなんだけど、周りにいる男性陣のダメなキュートさも見逃せない。私が好きなのはジミー。ルイーズに甘えながらも、優しく包み込む様は、ダメっぽいけど可愛い。ブラピ演じるJDもめちゃアホーなんだけど、憎めない。JDの役はジョージ・クルーニーもオーディションを受けたらしい。それもいいなあ。
訛りがきついので英語は聞き取りにくい。これを日本にしたら「おケイと花子」で、舞台は栃木か茨城って感じだろうか。テキサスだからかっこいいのかね。やっぱり。
最後のシーンは有名すぎるので特にコメントはないけど、映画ならでは!という感じ。