je suis dans la vie

ライブとか映画とか芝居とか。ネタバレ有り〼。

お花見@高遠城址公園

高速片道1000円の景気対策が始まったので、季節がらお花見に遠出。
安いだけに混むだろうということで、3時起き!4時半頃には出発、まだ暗くて、朝っていうよか夜中。
そのかいあってか、8時前には高遠城址公園に到着。途中のSAでは朝方は寒くて5℃くらいしかなかったのが、段々と晴れて春というより初夏の気配。桜は雲ひとつない青空の下で満開。
一番の撮影スポットの桜雲橋。

小さな沼に映る桜。

園内はひたすら桜。

駐車場からはかなり歩いたのだけど、その途中にも桜がたくさんあり。

桜はタカトオコヒガンザクラという種類で、ここにしかないそうな。

2時間ほど歩いて、鑑賞。それでもまだ10時くらいなので、諏訪湖へ移動。ちょっと早いお昼は「ハルピン」というお店でラーメンを。これがこくのあるスープなのに、あっさりいただけてちょっとくせになりそうな味。それと「こころ」という天然酵母のパン屋さんでパンを購入。後で食べたけど、これもまたもっちりとして深い味。ガイドブックを見て行っただけなのだけど、両方とも当たり。「こころ」の方は本来はカフェもあるので、イートインもできるのだけど、しばらく販売のみらしい。
東山魁夷の絵があるので行きたいと旦那がいうので、すぐ近くの北澤美術館へ。東山魁夷の絵は外部へ貸し出し中なのか、あまりなかったのだけど、ガレの展覧会をやっていてなかなか見ごたえあり。昆虫や、植物を模した花器やランプはいつ見ても、綺麗だけど少しだけグロテスクに思う。でも、そこがいい。フランスって、こういう「醜美」の感覚を難なく受け入れ、広がってしまう感覚がすごいと思う。
お昼過ぎるとなるにつれ、ものすごく暑くなり、旦那が眠いというので、休憩しようと途中のSAの駐車場で爆睡。あっというまに2時間以上たち、気がつけば渋滞の始まる時間帯に。
案の定、渋滞にはまりそうになったので、途中から下道で。1000円だからもったいないかなと思ったのだけど、そんなには損しなかったので、うまく下道も使えば、渋滞のイライラもなさそうかも。
帰ってから、ちょうど清張原作の向田邦子脚本のドラマ「駅路」をやっていたので、久々にゆっくり日本のテレビドラマを見た。脚色されているとはいえ、やっぱり向田さんいいなあと思う。そして、内容が向田さんの恋と重なる部分あって、切なくなり。原作は未読だけど、他作品の傾向から察するに、清張は男の悲哀を描いた部分が大きいのだろうけれど、向田さんの独特のタッチが合わさってよい化学反応。