je suis dans la vie

ライブとか映画とか芝居とか。ネタバレ有り〼。

岡村靖幸 “Me-imi” Tour @ 東京ベイNKホール(2004/10/16)

とうとうやってきたこの日・・・。思えば、周りに岡村ちゃんファンのいない不遇な中高生時代を過ごした私にとっては、長年の隠してきた想いが、走馬灯のように舞浜をめぐる日でした。
もともと、わたくし渡辺美里ファンなわけで、初期はコンポーザー・岡村靖幸として見てたわけで。それから、みさっちゃんの新譜が出れば、「どれが岡村ちゃんの作曲か」と歌詞カードを見ないで当てる、という一人遊びで悦に入ったり(しかも百発百中だった!)。みさっちゃんの歌で、岡村ちゃんのコーラス部は完コピで、みさっちゃんと岡村ちゃんの歌詞や曲でかぶってるとことか、アレンジが似てるとことか、研究したりして。こそこそとパチパチのインタビュー読んだり、ビデオ録ったり。まあ、みさっちゃんありき、ではあるのだけど、でもやっぱそれって岡村ちゃんを好きなんじゃねえの?とカミングアウトするまで時間がかかったというか。というより、「好きだ」という事実にすら気が付いていない、かなりアホでした。それもこれ、周りに岡村ちゃん好きがいなかったがためなの。
なんてグダグダな想いは、あっちゅうまに吹っ飛ばしてくれたライブ。舞浜だから舞え!とばかりに。でも、泣かなかった。泣けなかった。だってもう、私よりも、もっともっと、岡村ちゃんをだいすきで待ってる人でいっぱいだったから。こんなに始まる前から、あったかーい想いが目に見えるくらいのライブ、そうそうないよ。ガンガンファンキーな曲で、じっと感慨深げに立ってみているカップル。一緒に静かに歌ってる男の子。
さすがに「あの娘ぼくがロングシュート・・・」ではうるると来ました。「さみしくてかなしくてつらいことばかりならば、あきらめてかまわない、大事なことはそんなんじゃない」なんて一生懸命で、パワー全開の岡村ちゃんに歌われたら、よしっがんばるぞって思うに決まってンじゃん。
メドレーもバンバン、コール&レスポンスもこれでもか!「だいすき」ではファンの喜びの 声で満たされてました。ヘポタイヤー!噂の弾き語りコーナーでは「友人のふり」の大合唱。そして何故か「君が代」ソウルフル岡村バージョン。
欲をいえば、「カルアミルク」と新譜の「未完成」が聴きたかったけど、それはまたのDATEのお楽しみにします。「19」と「イケナイコトカイ」聴けたし!
それにしても、岡村ちゃん、愛されてるよ!
「愛されたい愛されたい」っていつも言うけど、みんな「 アイシャドウが剥がれるくらいに」泣いてるし、「どんなものでも君にかないやしない」って「猛獣のようなハートで」みんな想いつづけてる。だから、幸せになってね。余裕ができたら、結婚したり、子供作ったり、陶芸を習ったり、栃木に行ったりして欲しい(C/「音人」)。そして、またみさっちゃんと「Lovin’ you」みたいないい曲を生み出してくれないかなぁ、なんて。
天照大神を誘い出すがごとく、この眠れるファンク王子を呼び戻したファンに愛と敬意を。ほんとにありがと。
そして、岡村ちゃんナイトのオーガナイザー・テリー植田氏の活躍は本当に素晴らしい。パンフの最後の言葉、みんなの代弁でした。ナイトは1回行ったことがあるのですが、また機会があったら行きたいな。