je suis dans la vie

ライブとか映画とか芝居とか。ネタバレ有り〼。

映画「レオニー」&町田でごはん

午前中からの野暮用を済ませて、夕方の友人とのごはんまで時間があったので映画を見るかなーと。
「SP」は時間が合わなくて、ハリポタは最近のエピソードは見てないし、ゴーストなんざ見たくないし…と選んだのが「レオニー」。
建築家イサム・ノグチのお母さんであるレオニー・ギルモアのお話。
あんなすごい息子を育てた女性の人生っておもろいだろうな〜と思ったんですが…。うーん、きれいにまとまりすぎて、なんだかな〜という感じ。
映像のまとまり具合や、編集の小奇麗さや、日本人監督が外国俳優を使うという不自然さも、そこまで感じられなかったんだけど。もっと、レオニーをビッチな感じに撮った方が面白かったと思うなー。
アメリカ人女性が、インチキくさい日本人詩人にだまくらかされて子供まで生んで、んで日本まで男を追っかけて、でも相手には日本人の嫁がいて、でもがんばって日本で息子育てて、その上腹違いの娘まで生んで〜、って結構な素敵ビッチ☆な話になりそうでしょ。でも、、なーんか運命に翻弄されながらも淡々と自分の人生を受け止める〜みたいな。ドキュメントなら面白いかもしれないけど、役者さんがやってるので、所詮フィクションだから、緩急をつけた方がよかった。なんか事実を追ってるだけの、よくある再現ドラマのようになってるんだよな〜。
中村獅童さんがレオニーの夫(籍は入ってない)野口を演じてるんだが、なんかテキトーに演技してない?宣伝では「実生活とかぶる」とか言われて話題になってたけど、だったらもっと「むかつくんじゃこら〜!」みたいな女の敵!くらいの男に見えた方が、面白かった。なんで彼がそういう行動をしたのかっていうのが見えない。脚本の問題や全体のトーンとの兼ね合いもあったと思うけど、獅童さんのアクの強さがなくてもったいなかった。舞台だとあんなにアクが強いのに!最近は彼の舞台を見るチャンスがなかったので、なんともいえないけど、映像にしても「ピンポン」の時みたいなガチっとはまる時もあるし、いい役者さんなんだけどね。
ジェンダーの問題とか、レオニーが日本に長く住んでるのに日本語ができないままだったり、息子と娘との確執とか、夫や他の男性とのからみとか、その他の人との出会いとか、エピソードとしてはふくらませそうなものがたくさんあるのに、一個一個がなあなあになってもったいなかった。外国人の俳優さんが意外とちゃんと演技してたので、それだけに。
最後にイサム・ノグチデザインの札幌のモエレ沼公園の映像があって、行きたくなった以外はイマイチだった…。残念。
映画の後、町田に移動。川崎に住んでいた頃の同僚とごはん。
勤めていたのは1年もなく、作業は孤独なWEBデザイン(なんちゃって)だったのだけど、辞めてからも仲良くして気にかけてもらうのは、ほんと人と人の出会いってわからんもんだなあ〜と。人を癒すのは、人なのねと思う今日この頃。
特に、中国に来てから、もっと人との関わりを丁寧にしておけばよかったと、すごく思う。友達が人を気にかけるほど、自分は気にかけていたかなと、反省する。
お土産にこんなものをもらいました〜。Merryさんから文房具(しかも超レアグッズ)、Tさんからハーブティー

お茶飲みながら、がんばって勉強しますよ。ありがとね〜。大事にします。