je suis dans la vie

ライブとか映画とか芝居とか。ネタバレ有り〼。

〜初富士・美里・夏が来た!〜@山中湖“きらら”

1年に1回のお祭り、渡辺美里の野外コンサートの季節がやってまいりました!

昨年、20年の西武球場ライブを一区切りつけ、今年は遠路はるばる山中湖へ。新しくできた「きらら」のオープニングフェスタとして、場内のシアターひびきのこけらおとしを美里ちゃんの歌声でかざることになったのです。
朝9時過ぎにに東京駅をバスで出発。親友のともこちゃんと「とりあえず寝よう」としたのですが、バス内での美里ちゃんファンのレアなトークに聞き耳をたて。皆さん、長年のファンが多かったですが、若い男の子が熱い思いを語っていたりして。
12時過ぎに山中湖へ着。グッズ売り場とフェスらしく色々屋台が。お昼を食べようと物色し、やはりお祭りはやきそばね!ということで、細麺のやきそばを。これがちょい固めでなかなか美味しい。あと、ファンクラブキャラのココモちゃん(犬)をかたどったパンを。かわいすぎて食べられない!と思いつつ、食欲に負けました。白桃クリームにチーズが入っていて、これもまた美味。芝生スペースで山中湖を眺めながら、ピクニック気分。凧揚げもやっていて、子供が楽しそうにはしゃいでました。

天気は曇りでしたが、少し晴れ間も見えました。暖かいので、お昼寝。ライブ会場オンリーのラジオ放送で美里ちゃんの曲を聴きながら、のーんびりしました。
ひとやすみのあと、パンフを買いに行き、また芝生スペースに戻り、オリジナルフレームのポラを撮ってもらいに。知らなかったのですが、3000枚限定で、しかもそのうち300枚はポラに「初富士・美里・夏が来た!」と浮き出る当たりが。そしてその当たりには、美里ちゃんの直筆サインを頂けるそう。そうなんです、実は・・・当たってしまいました〜〜〜!!!ぎゃー!ファン暦21年、夏ライブ20年目にしての快挙。ともちゃんがしきりに「当たるような気がする!」と言い張ってたのが本当に。あまりに突然で、その場では呆然と「はあ・・・」と思って淡々としてましたが、いやうれしいっす(ポラは後で郵送してサインを頂くということ)。あまりに美里ちゃんが好きすぎて、サインをもらうとか、ほしいとか考えた事がなかったんですよ。でも、やっぱりうれしい!しかも、ともちゃんと写った写真にサインをいただけるなんて、すごくいい記念。二人にとってはV20の夏なので、昨年のV20のおそろいのTシャツを着て写ってるのですが、美里ちゃんが見てくれるんだあ・・・。感激。
そして、ライブ。ステージは屋根があって、バックには山中湖。残念ながら曇りで富士山は見えませんが、雨が降らなくてよかった。ライブの始まる直前に濃霧が発生し、まるで自然のスモーク。
オープニングは「ラブ・ゴーゴー!!」。美里ちゃんはどこに?と思ったら、真っ赤なスポーツカーに乗って、会場後ろの道路からお姫様のように登場!相変わらずお美しい。そして、年々つやの増す歌声。会場は音もかなりよく、美里ちゃんの歌声はもちろん、バンドの音もひとつひとつ柔らかく、はっきりと響いていい感じ。2曲目は久々の「元気だしなよ」。「夏が来た!」ときて、そしてまた、これも久しぶりの「彼女の彼」。美里ちゃんが「隠れファンが多い曲です。隠れなくてもいいよ」とのこと。
「みんないた夏」は就職して、ちょっと学生時代の友達と疎遠になって、という歌ですが、これを聞くと大学時代のサークルの仲間を思い出す。みんな元気かな。
そして、優しく歌い上げる「はじめて」。はい、お約束でわたくし泣きました。オープニングはぐっと我慢したんだけどなあ・・・。美里ちゃんは私を泣き虫にさせるよ。「おんなじ夢も心も半分ずつで/忘れてしまえるほど/ねえ君僕は強くなれないよ」という大好きなフレーズは、なんだかするっと心がほどけてしまう。透明で、どこまでも優しい詞。
「POSITIVE DANCE」ではダンスを披露。最近美里ちゃんは、こういったショーアップもあって、見てて楽しい。アレンジも変えて、バンドの息がばっちりなのがうかがえる。
今回、ギターが新しい人だったのですが、この人がなかなかキュート!そして、腕もいい。ギターソロが「歌う」のです。うねりがあって、ソロらしいソロ。そして臆することなく前に出るパフォーマンス。近田潔人さんという方で、ちょっと私好みなもっさりしたお兄ちゃん。ギターが好きなんだなあ、という感じで抱きかかえるように大事に弾く。そして、カッティングもガシガシと力強い。歌謡メドレーの時はノリノリで何気に後ろの方でジャンプしてました。今後も楽しみ!
昆虫博士と紹介されたSax.の山本さん、バンマス有賀さん、キュートなユータくん、細いのに力強いドラムス松永さん、きっちり演奏するいなばさん。古くからの面子も美里ちゃんをがっちり固める。
ともちゃんに後で言われたのだけど「青空」でも私は泣いてたらしい。「ランナー」で泣いたのは覚えてるんだけど、気が付かなかった。「青空」はふっと無心になってしまうのだなあ。「情熱もただの微熱さ/あなたがいなければ」はまさに私の美里ちゃんへの想いだからかなあ。ほんとに、毎年「生きててよかった」とか「美里に会えてよかった」とか思っちゃう。なんでこんなに好きなんだろうなあ。そして、いつまでも色あせない、同じ温度で想い続けている。不思議だ、でもすごく私にとっては当たり前のこと。
終わりに近くなった頃、夕焼けが見え、ちょうど富士山がちらっと山頂だけ見えた。美里ちゃんは「みんなすごい!」と観客の祈りのおかげと言っていたけど、うんにゃ、絶対美里パワーだ。前の夜、寝る前に何故か唐突に「美里ちゃんは私の太陽だ」とふと思って、目頭が熱くなったのだけど、本当にそうかもしれん。「北風と太陽」の太陽みたいな人だと思うのです。ぽかぽかと暖かい日差しで、人の心を溶かしてはだかにしてしまう。
そして3時間ほどのライブはまだ明るいうちに終了。スタジアムとはまた違った、自然に囲まれて、優しい時間の流れたライブでした。新曲「青い鳥」にあったように、人はどんなにさみしくてもひとりではない。大事な友達のともちゃんと20年目を迎え、ほんとにただ淡々と「ああ、そうか」と気付きました。さみしかったり、悲しかったり、つらかったりするけど、1年に1回、美里ちゃんと夏を過ごす事は、私にゆっくりとその事を教えてくれていたんだと。私の太陽は、いつのまにか私の鎧やら荷物やらをはがして、まんまでいることを怖がらないでいさせてくれました。(あ、ライブレポじゃなくて、ラブレポになってしまった!うふふ)
今年もありがとう、美里ちゃん。大好きです。