次の日は少し曇り。
朝ごはんのあと、猪苗代が生んだヒーロー「野口英世記念館」へ。ここは一度訪れてみたかった場所。というのも、同じ研究者であるうちの父の憧れの人で、小さいころからいろいろ伝記を読んだりしていたのです。
生家を保存・展示しているので、あのやけどを負ったという囲炉裏や、英世が決意を刻んだという柱もそのまま。母・シカの生活の跡なども。
隣接する展示館では、英世の歴史を思い出の品々でたどる。子供の頃の作文、母・シカの手紙、研究の論文や動物の剥製。とにかくたくさんのものを集めてあり、かなり短時間で、知らない人でも理解できるでしょう。
猪苗代では千円札にもなった一番の有名人。人気があるのは、その偉業もさることながら、破天荒なその生き方が人間味を感じさせ、憎めない感じがするのかな。母や家族はもちろん、どんなに突拍子もないことをしていても、誰かしらに助けられ、応援してもらい、その生き方を貫いている。たぶん、信念がものすごく強い人だったのだろうと思う。
その後、すぐ近くの有栖川宮親王別邸跡の天鏡閣へ。白い洋館に、広い庭。中はもとの形を再現し、いくつか残ったシャンデリヤや家具も見られます。
お昼は「石筵」でお蕎麦。温かいお蕎麦はつくってません、というこだわりの店らしく、なかなかよかったです。ただ量が多いので、途中飽きてしまった。
猪苗代湖と磐梯山を眺めながら帰路へ。とはいっても時間があったので、スパでひと休み。コーヒー湯、ハーブ湯、日本酒湯など、いろいろ楽しみ、体を温め、疲れを癒します。
宇都宮で降り、「みんみん」で餃子で夕食。ここはいっぱい食べられて、しかもめちゃ安い。餃子の町として有名ですが、いろいろな店を食べ歩くのも一興。
癒しの旅の予定でしたが、またいろいろ立ち寄ってしました…。お祝いとはいえ、お互いに散財したので、夏休みまでは節約しなくちゃ！
