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マルク・シャガール“ラ・フォンテーヌの『寓話』@川村記念美術館

ラ・フォンテーヌの『寓話』の挿絵を集めたシャガールの展覧会。
話は「ウサギと亀」のような、短くオチが皮肉めいたものばかり。どの国にもいくつかはある、昔話のようなもの。
川村記念美術館は大日本インキの経営なのですが、広い敷地に、大きな湖がある贅沢な場所です。湖の周りは緑に囲まれ、仕切られた芝生の上で、白鳥がのんびりお休みしていました。美術館は西洋風の建物で、中も広く、場所柄のせいか土曜日だというのに人が少なく、ゆっくりと見てまわれます。ちょっと人が少なくて、病院のような感じもしましたが。
まずは常設展。私設の美術館なので、収集の仕方があまり統一性がなく。ルノワールマチスピカソが並べれて、贅沢は贅沢ですが。でも、一点一点、趣味はよい感じ。フジタの猫の絵もありました。
今回の展示、シャガールの挿絵100点ほどは、それぞれあまり大きいものではないですが、絵の横に展示されたお話を読みながら、挿絵を楽しめます。お話は短いので、すぐに読めて面白い企画かも。シャガールエッチングが多いのですが、大物の絵ばかり取り上げられることが多いので、こういった小品を楽しめるのは珍しい。エッチングは、シャガールの繊細な線がよく分かるし、私はどちらかというとその方が好きだったりします。彩色前と後のを並べて展示していたり、『寓話』の挿絵だけという企画も見ごたえがありました。
お得意の鳥や犬や牛、動物がたくさん描かれていて、シャガールの表現力も満喫。
展覧会のパンフ(というより本)は厚くて、『寓話』も載せてあって、読み物としてもなかなか。これで2000円ちょいはお買い得。
お昼は黄金鯵という珍しい鯵を食べに行ったのですが、名物漁師さんが体調を崩されているとのことで、普通の鯵だけでした。残念。お刺身が活けづくりだったのですが、最後までビクビク動いて、食事よりもそっちが気になってしまいました。
お天気は曇っていたのですが、段々陽も出てきたので、パターゴルフをして千葉をドライブ。ちょっと早めのお夕飯では、回転寿司でやっと黄金鯵にありつけました。黄金鯵もですが、他のお魚も身がもっちりしててうまうま。
帰りは初めてアクアラインを通って、途中、名物の海ほたるも見てきました。海ほたるといえば「木更津キャッツアイ」のぐっさんが憧れの先生とデートした場所!わーい、クドカン気分を味わい、千葉満喫。