- 出版社/メーカー: ワーナー・ホーム・ビデオ
- 発売日: 2005/11/18
- メディア: DVD
- この商品を含むブログ (20件) を見る
ダイアン・キートンが綺麗だった。もともとスタイルもいいし、知的な物腰の女優サンなのだけど。年取った頭のかたい女、というキャラという設定上、わざとその年齢を強調するような映し方をしてるのに、嫌悪感を抱かない。やっぱり、こちらも笑顔だなあと思う。周りの空気を一瞬で明るくする笑顔。さすが往年のコメディ女優。ニコルソンとのからみは、自然で、演技のガチンコではあるのだけど、「演技」という「技」のいやらしさを感じさせない。
割と脚本が良かった。「多分こうなるのよねー」という「透ける」感じがあまりない。「こうなってくれたらいいなあ」とちょっと思いながら、スイスイ見られた。
キアヌはよい脇役に徹していた。主演じゃないのもできるのねー。
いろいろ印象的なシーンはあるのだけど、楽しそうなコメディのシーンより、ダイアンが泣いてるシーンの方がぐぐっと来た。泣きながら脚本書いてるシーンは笑えたけど。自分の娘の前で泣きながら、恋の痛みを語るシーンはいいなあ、と。演技でも、ああやって素直に表情が出せるのは魅力的。