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Bauhaus展@広州創意芸術区「紅專廠-Redtory」

旦那ちゃんが、広州で現代アートを楽しめる場所を見つけて、行ってみる事に。
工場跡地をそのまま展示場としたアートスポット「紅專廠」。そんなのが広州にあるんだ〜と期待そこそこに。
会場はかなり広く、本当に工場という感じ。
こんな建物がいくつかあり、その中で色々な展示が開催されています。

雰囲気のある風景。そのまま残してあるというのがまた現代的な感じに合う。廃墟感漂うので、廃墟好きな人にもたまらんかも。

各建物はブロック分けしており、大きく番号がついている。案内表示もあり、比較的歩きやすい。ただ、まだ全体の案内のペーパーが見つからなくて(ないのかな?)どこに何があるのかは、↓のポスターで確認。

Bauhaus以外にも、色々展示がある様子。カフェやレストランもあり、アートだけではなくお店も増やすようだが、まだまだ工事中の模様。釜焼きピザのレストランや、ワインバーあり。日本食の店も建設中の様子。今はまだ入場無料だったが、今後はどうするのかな?
Bauhausの展示。

写真展示がほとんどで、Bauhausの歴史を紹介という感じ。ちょっと残念。家の近くの本屋でBauhausの本が結構あったので、広州は実は美術関係の教育が盛んなのかな。美大もあるし、以前Art festivalみたいなのも開催されていたようなので、気になるところ。
他の展示会場では、こんな大きいインスタレーションも。
ライティングも凝ってましたが、建物の天井に穴を開け、自然光も取り入れた方式。

広々と場所を使い、見やすい。ただ見せるだけではなく、展示空間も作品の一部という点を分かっている様子。

来ている人は少なかったけれど、広州にしてはおしゃれな若者が多かった。そしてみんな静かに鑑賞していたのもびっくり。のんびりお散歩デートなカップルもいたり、ほほえましい。
工事中の所が多いので、足元など若干危険だったりします。他の店や展示が充実してからも、このままいい雰囲気を保ってほしいなあ。
新潟のトリエンナーレなど、大きい場所や、廃墟になった建物を利用してというのは現代アートで多いのですが、まさか広州でこんなの見られると思わなかったなー。旦那ちゃんに感謝。一緒に楽しんでくれる人がいて、ありがたいと思います。
全体的に結構レベル高いような気がする。広州出身の作家も多かったですが、台湾、香港、東南アジア出身の人もいた。欧米などの影響があるのかな、とタカをくくっていたのに、そういうのはあまり気にならなかった。というか、自由を感じた。セクシャルな表現もあったし、素材の選び方やテーマなども作家性を感じさせるものが多い。奇抜であるというより、「表現する」というのは、やはり個々違うんだなー、そしてアート作家はどの国も同じで、自己内面を見つめそれを発信していくのだなー、と。
鑑賞後は文徳路の額装のお店へ。先日、旦那ちゃんが出張で買ってきた切り絵の額を作ってもらうのです。
さすが広州、額装のお店がわんさと建物に入ってました。広州は商人の街、雑貨、布、洋服、お茶、家庭用品、アクセサリー、はては眼鏡と、各所に大型の問屋街があるのですが、まさか額装までこんなにあるとはー。そういや、水道用品の集まっている通りもみかけたなー。
知人に紹介していただいたお店では、若干日本語ができるおねーさんがいました。といっても挨拶程度。額の種類や、絵の下に敷く紙の種類など決めるのですが、私のつたない中国語と、おねーさんのアドバイスなどで、素早く決まりました。今回は初めてなので、かなりシンプルにしましたが、慣れてきたら、凝ったものも作ってみたいかも。
仕上がりは1週間後。おうちにかざるのが楽しみ。
夜は久々にタジン鍋で温野菜蒸しを作ってみました。ブロッコリーと甜椒(甘唐辛子)を蒸したもの。

野菜をしきつめて、お水を50mlほど入れ、弱火で10分ほど(中国は火力が強いので。日本ならもう少しかかってもいいかも)。
やはり吹きこぼれますが、途中2,3回蓋を少しずらしまた蓋して、と調整するというのが、うまくやるコツと分かってきました。
最近はルクルーゼでやってしまってたんだけど、タジン蒸しもやっぱ美味しいなー。