je suis dans la vie

ライブとか映画とか芝居とか。ネタバレ有り〼。

お茶飲みまくり&買いまくり&達人との出会い

芳村茶葉城へふたたび。
お茶の師匠が茶葉を買いに行かれるとのことで、またもや引率していただきました。ありがたや。
以前にも行った茶葉店で、店主のおじさま、奥様、そして息子さんが出迎え。息子さん、まだ10代かなあ。お母さんにそっくりの可愛らしい顔立ちで、お店を手伝っていました。
茶葉は試飲してから買うのですが、今日は10種類近く飲んだんじゃないかしら…。師匠のおかげで、珍しいお茶や高いお茶をたくさん飲み比べました。それもまた勉強なり。
茶葉の写真など、あまり面白くないかもですが、わたくしめの備忘録として。
ジャスミン茶。女性に人気。私は買わなかったのですが、日本で飲むものと比べると、香りがきつくなく、柔らかいいい香りのお茶。

鳳凰単叢(ほうおうたんそう)。青茶(烏龍茶)。広東省の潮州産、広州名産です*1。とにかく香りがいい(なんとも陳腐な感想ですいません…)。なんていうか、はっとする鮮やかな香り、それでいてきつくないです。
500グラムで500元(6000円くらい)。小分けで少量を購入。

↓粒粒香(りーりーしゃん)。福建省南部の安渓県が産地の鉄観音。これも香りがいい。花の香りのイメージ。私は今回は買わなかったのですが、お茶をあまり飲まない人でも喜ばれそうな、人懐っこいお茶です。

あと、他に、鉄観音を飲み比べたのですが、最初に500グラムで320元(4000円くらい)のを、次に600元(8000円くらい)のを試飲したのですが、圧倒的に後者が良かったのに驚き。前者のも別に安いのでないので、すごく美味しかったんですが、お店のおばちゃんがおすすめした600元のはさすがにおいしかった。不思議だー。600元の方を買いました(もちろん小分けで少量だけ)。
そして普洱茶(プーアール)。
↓茶餅と言って、プーアールの茶葉が固めてあるのです。茶葉をガシガシはがして使う。意外とカビないそうです。150元(2000円)くらいのですが、おうち用に購入しました。

昨年の秋、乾燥のためか、ものすごく鼻がつまって、喉はイガイガし、そのせいで頭は痛いし具合は悪いし、舌はバカになるから食事もおいしくないし…。このままだと悪化して、蓄膿症になるんじゃないかと思ってたら、お茶の師匠に「プーアール飲むといいわよ」とプーアールを少し分けていただいたのです。帰ってすぐ飲んだら速攻で直りました。まじで。体もあったまるし、ビバ!プーアール!てな感じ。
私が今日買った上記のは普通のですが、これの後に500グラム1200元(15000円!)というお高いプーアール茶を試飲させてもらったのですが、全然違いました…。

色も違うし、味もプーアールなのに苦みがなくてさらっとしている…。予算があったら欲しかったのですけど、まあ次回ってことで。
その後は、茶器めぐり。私は茶缶を購入。1個8元とお手頃ですが、可愛い柄物の缶がほしいんだよなあ。探してるけどなかなか出合わない。
師匠がアンティークの茶器が置いてあるお店にふと入って行くのに着いて行ったら、そこの店主のおじさんが2階へと誘う。何かと思えば年代物の茶器をいっぱい見せてくれましたよー。値段聞くだけで恐ろしいしろものでした。ひー、触るのがこわい。
そしてお店も良く見たら、売っている茶壷もツヤツヤしていいものが多く、店の雰囲気もさりげなくセンスが良い…。
面白かったのは、師匠が茶芸師だと知った瞬間、店主の眼がキラーン☆「おぬし、できるな?」とばかりに、繰り広げられる師匠と店主の会話はまるで「情熱大陸」か「プロフェッショナル」の一場面という感じ。横でドキドキしながら見てましたわ。
なんかしかも、お茶も振舞ってくれて、店主がブレンドしたという秘蔵のお茶までいただいてしまった…。しかも年代物の蓋椀で入れてくれた。古いいい茶器で入れると、味が違うんだそうです。
これがそのいただいたお茶。茶葉も年代ものらしいです

横にあるのは名片(名刺)なんですが、なんと木でできてるのです。相当な趣味人…いや達人なのでしょうか、あの店主。
そんなこんなで、朝から昼過ぎまでたーっぷりお茶市場を楽しみ、またまた深い世界を覗いた一日でした。
こちらはいつも行くお茶市場の向かいにある別の市場。大きい茶壷のオブジェが素敵。

*1:訂正:最初のアップで鳳凰単叢を四大岩茶のひとつと書いてしまったのですが、間違いです〜。なんかメモを読み間違えていた!勉強不足でした。すいません