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ライブとか映画とか芝居とか。ネタバレ有り〼。

「SINGER5」ウクレレを弾く女@新宿紀伊國屋ホール

大宮エリーさんが、5組のアーティストと俳優さんをコラボさせた芝居を、5日間日替わりで上演。
芝居の前に大宮さんの「前説」があり、スポンサーの商品を紹介していったのだけど、これがうまい。さすが広告代理店。ハイボールは飲みたくなるもの。
本編は1時間ほど。北村有起哉さんとつじあやのさんとのコンビ。北村君は飲んだくれの天才画家役で、ほぼ一人芝居。つじさんはずっと舞台中央に座って、ナレーション&ウクレレ演奏。
本当はつじさんはいないものとして進んでいくのだけど、途中で実体を持つ設定になり、そこでの北村君のからみ方がうまかった。つじさんがかわいそうになってしまいましたが。でも、つじさんの無視っぷりがこれまた上手(ご本人は必死だったようですが)。
練習期間も短く、普通の芝居とも違うのだけど、とてもいいケミストリーが見られました。
北村君は、20代の頃の手が切れそうな鋭さや爆発感は少しなりをひそめてきましたが、底力が強くなった。安定感が出てきた。
特に今回、舞台が3作連続、どれも稽古期間や上演期間がかぶっていて大変だったろうに、いい緊張感があった。
つじさんは声がとっても落ち着く&癒される〜。歌声ももちろん、ナレーションも。
アフタートークでも和みキャラで、いや〜かわいいわー。
そういえば、北村君がつじさんがいない時の練習でCDかけてて、「きみはいくつもの〜」って歌詞が「きみはいくつなの〜」だとずっと勘違いしていたというのが暴露されましたが、後でその曲を聞いてみたら確かに「きみはいくつなの〜」って聞こえましたよ。ソラミミ・アワ〜♪