je suis dans la vie

ライブとか映画とか芝居とか。ネタバレ有り〼。

「すけだち」楽日@新宿コマ劇場

久々のコマ。しかし、前回来たのはかなり昔なので、何見たんだっけ?遊眠社だったような…。
お盆のせいか、地方から出てきたっぽい人や、家族連れ(誰のファン?)や、客層はいろいろ。男女比率はどっこいというのは珍しいかも。でも、男性客は、ほぼあややファンな気配。脇がイケメンな感じな若い子が多いせいか、プロマイド売り場も盛況(しかしユッキーのはなかった…何故だ!)。ギャル曽根ちゃんのプロマイドは売り切れでした。
話の内容はぶっとんでて、内容はむちゃくちゃ。アイドル・ひかる(あやや)と売れない俳優・もずく(筧利夫)が、出ているドラマの役がそれぞれ正義の味方役だったものだから、宇宙人役のユッキーに「救世主」だと勘違いされて、その宇宙人の星に連れてかれ、その星の内乱のすけだちをお願いされてしまうという話。
けれど、話が進むうちに、もずくの息子(富岡晃一郎)との関係・家族の絆や父性を、ひかるの父親への不信&母親への負い目をうまく絡めて、最後はその辺のトラウマも解決さして、内容としては落ち着きどころはあった。戦いを通じて、自分のカラを破っていくというやつですね(簡単すぎな説明ですが)。
そんなに話を追って深く考えるというよりは、エンターテイメントとして楽しむのがいい感じの流れでした。あややは可愛くて、この子は、自分がどう見られているか、無意識に分かっているのだなあ。作られたプロ意識じゃなくて、自ら持っている。歌もマイクを通しているとはいえ、楽日なのに疲れもかすれもないし。台詞もはっきり聞こえやすかったし、演技も他の役者さんにからんで、押し引きもしつつ、主役としての自覚もしっかりあり。筧さんが、ものすごいテンションで最初から最後までいくのですが、それにも負けてなかったし。
キレイどころでいえば、時東ぁみちゃんが、なかなかの芸達者。ハロプロはtalentedな人材がいるのね。ギャル曽根ちゃんは、ちょっと緊張気味でしたが、宮川大輔さんとのからみはこなれた感じ。バラエティ慣れしてるなあ。やっぱりごはんネタの台詞多し。そうそう、宮川大輔さんは悪役なんですが、存在感あって、独特の雰囲気で、舞台栄えしますね。時東ぁみちゃんとのからみの時なんか、ちょっとエロいし。
筧さん、ゆっきー、とみくろうさんは安定した存在感と演技。舞台の色を壊さず、でも自分の色も出しつつ、楽しむ余裕。(しかしとみくろうさんは、後日ブログを見たら、大怪我だったよう。大変だったんだ・・・。早く治ってほしいです)。
最後のシーンはちょっと「銀河鉄道の夜」みたいな終わり方で、キュンとさせたり。
全体にアラもそれなりにある舞台ではありますが、新宿の喧騒に似合った、ド派手な芝居でした。
カーテンコールでは、あややがめっちゃホリデイをすけだちバージョンで歌いだすと、それまでおとなしく見ていた男子の方々が「あ・や・や!」みたいな掛け声を。一瞬でコンサート会場に。すげかったです。びつくりしますた・・・。あややの後ろで、筧さんもゆっきーも一緒に踊ってて、楽しそうな感じのチームでした。
ちょっと気になったのは、最初の方で「お芝居の最中は掛け声などしないで」みたいな、筧さんの台詞があったのだけど、他の日にあったのかなー?「するなら今俺にしろ!」はウケたけど。あと、隣の席の、あややファンの男子君が、あややが出てないシーンの時に携帯を見てたんだよね・・・。うーん、やめて欲しかったです。隠れてやってたけど、こっちから丸見えなんですよ。実害はないけど、不愉快でした。あややが見たくて来てるのは分かるけど、それってあややにも失礼じゃねえか?と思わず説教したくなったのは、きっと年のせいです、ええ。