je suis dans la vie

ライブとか映画とか芝居とか。ネタバレ有り〼。

girl it’s U

eliちゃんの声を聴くのは本当に久しぶりだ。eliちゃんがellieだった頃、私は終電で渋谷に行って、クラブをはしごして、音楽に身を委ねていた。たくさんの知り合いがいたけど、とても寂しかった。でも、キラキラしてた。ゴミだらけの道路、化粧のはげた女の子が眠たそうにしてるファミレス、そんな夜明けの渋谷が好きで、離れがたかった。
1曲目の “a lonely buffalo” は、ちょっと夜明けを思い出させる。 “everything that I want is money can’t buy” ときっぱり歌う、そこに悲壮な叫びも、焦燥感もないけれど、一発録りの不器用なeliちゃんの歌声は、荒野に咲く花のように雄々しい。

マドンナは変わらないなあ。でも、いつもヒップ。アンティークの渋さではなく、イミテーションの輝きがうそ臭くて、それがよい。マドンナを聴く時は、あまり歌詞を気にしない。なのに、時々ふっと残る。