je suis dans la vie

ライブとか映画とか芝居とか。ネタバレ有り〼。

「2番目の彼女」@渋谷シネ・ラ・セット(2005/01/08, 夜)

3回目の鑑賞。今回は有起哉くん中心に見た。ダーツバーで破顔するとこがいいなあ。結構、深爪なのね。ノーメイクなのかな。タイトル、アニメーション、エンディングのデザインはいいなあ。しかし、レモンの意味が分からない。
そして、毎度お目当てのトークショー。ゲストは、大森美香監督、北村有起哉くん、前田綾花ちゃん。
入場当初から、綾花ちゃんの様子がおかしい。北村さんから顔をそらしている。私と目線が合って、小さい声で「くさいの」とのこと。そういえばほのかにビールのかほりが・・・。有起哉くん、顔赤いし。
最初は自己紹介。有起哉くんの時に、いい感じで外からの「い〜しや〜きいも〜」のメロディーが。しかし、それを気にもせずマイペース。背中のスクリーンを触り「さっきまでここにいました〜」。
綾花ちゃんの番になり、「まず言いたい事が・・・こちらの(私を指して)お客さんから、有起哉さんがお酒くさいと苦情が」といきなり客いじり(しかも私だし)。いや、私は言ってませんから!わーん!ひどいよ綾香ちゃん・・・。大森監督には「すいませんねえ」って謝られるし。有起哉くんは「ビール一杯だけなんだけど」って首をひねってるし。ゆるい雰囲気でおもろかったですけど。
さて、今回も有起哉くんワールド全開でした。酔いも手伝ってでしょうか。それともまんまでしょうか。カッコは、茶色系のサングラス、黒地にベージュの模様のニット、ベージュの革ジャン、黒のパンツに茶のゴツめのベルト、靴はいつもの緑のショートブーツ、靴下は紺。ちょっと髪を切ったかな?

  • 有起哉くん名言、迷言ピックアップ。

「悶々してる役なんですけど、悶々くん・・・、(発音変えて)モンモンくん?(大森監督より「言い方変えても意味無いから」のツッコミ)まあ、みなそうだろうし、役者という仕事は悶々してるもので、それを楽しんでるというか」
「こういう仕事をしてるのは、やっぱり伝えたいことがあって、メッセージがあって。
皆も面白いことがやりたいと思って集まってきたんだと思う」
「今年もドラマ、舞台、映画とこの三本の軸を・・・軸?まあそれを中心に活動します。といっても芝居ができる場所は限られているんですけど。1/9から始まる「義経」に出ます。僕は2回目からなんですが、写真の端っこにこうやって(ピースサインして)、いつも映ってるような感じの役です。もちろん舞台もやりますよ」

  • 大森監督の撮影裏話など

MCUさんは初めてお会いした時に、出演したいと言って。その場でマネージャーに電話したんですよ。『来月のNY、俺行かない。映画に出るから。』って」
「先に彼女役の岡元さんとのシーンを撮ってから、2番目の彼女の綾花ちゃんとのシーンを撮ったので、有起哉さんの翻弄され具合がリアルになった」
「この映画はできるのかなって心配だった。でも、プロの方がたくさん参加して、みんな作ることに飢えてるんだなって」
「撮影場所も無料で借りたり。会議室のシーンは飛び込みで撮影依頼して、しかも使用料を値切った」

  • 小悪魔綾花ちゃん

「これだけはやりたいって初めてワガママ言ったんです。結構ワガママ言っていいんだって分かった」
「マネージャーさんも来ない現場で心細かった。でも皆和気あいあいとやっていて、楽しい現場でした」
有起哉くんに「舞台はやらないの?」と聞かれ、綾花ちゃん、何度もブンブンと顔を振る。「やれよ」と有起哉くんが酔っ払いおやぢ風になり、なかなかグッドコンビーネーション(?)。
皆さん仲が良く、ほんわかしたトークショー。大森監督はこれからも注目。綾花ちゃんも小悪魔系として、日本映画界を翻弄すること間違いない。有起哉くんはもちろん、マイペースながらも、自身の世界観を貫き、拓いていってほしいです、