je suis dans la vie

ライブとか映画とか芝居とか。ネタバレ有り〼。

最近読んだもの・マンガ編

モテキ (1) (イブニングKC)

モテキ (1) (イブニングKC)

今クールのドラマで一番面白かった「モテキ」。
日本に帰って速効で原作全巻買いました。
音楽好き、マンガ好き、モラトリアム、妄想癖、ネガティブ…。ああ、身に覚えありまくり。そのせいか、感情移入、というか主人公がかわいくなってきます。しかし、この主人公、あまりにも動かない。超受け身なので、周りで動いてる登場人物が魅力的。
実は女性作家なので、女性の気持ちがリアルだなーと思うし、かと思うと主人公の親友の島田とか、モデルがいそうだなと思うし。人物描写がいいです。
主人公が好きなアーティストとか、あーはいはい!って感じだし、各回のタイトルが歌のタイトルだったり、遊び心も満載。表紙外すと、またそこにお遊びがあったり、あとがきも楽しい。
ドラマでは、使う楽曲も原作と若干変えてるとこもあったり、エピソードや台詞も変えてきてはいるんだけど、原作とのズレが無い。大根仁さん、すげーわと思う。
主演の森山君もハマリ役。主題歌「夜明けのBeat」のプロモは、大根さん監督で森山君が出てるんだけど、ドラマとまったく違って、これまたかっこよくてすげい。森山君てほんとはこんなにかっこいーのよね、って思う。
個人的に思ったのは、この主人公、Syrup16g聞いてそうなんだけど、出てこないんだよな〜。
秘密 8―トップ・シークレット (ジェッツコミックス)

秘密 8―トップ・シークレット (ジェッツコミックス)

もう8巻かあ。そのせいか、ネタが登場人物の人間関係にスポット当ててる話が多くなってきた。それはそれで面白いんだけど、個人的には、いろいろ奇怪な事件を解決していく様が好きなので、登場人物のキャラは小出しな方が好き。
基本、最近マンガを買う時は画力の優れてる人しか買わないのだけど、清水さんはそこのブレがなくて安心して読める。時々、うわーって見とれちゃうときもあったり。
period 4 (IKKI COMIX)

period 4 (IKKI COMIX)

1年に一回くらいしか単行本が刊行されませんが、もうこの作品に関してはそのペースでいいです…。読むたびにどっしりきます。でもワクワクしてる自分ってどうよ。
暴力について女性作家(女性とか男性とか分けたくないけど、これに関してはあえて)が描くと、どうしてもこんなにも容赦ないのか。画そのものの残酷さに関しては、男性作家の方が破壊力があるんだけど、それは視覚的なものの方が大きいような気がする。そういうのは、後でもう一度その「画」を見たくないなあ、って思う。でも、この作品はもう一度「読む」のが怖い、と思ってしまう。暴力に関する過程や心理が、画だけでなく全体を通じてこっちに入りこむ感じがこわい。
同じ感じを味わったのは萩尾望都の「残酷な神が支配する」だったなー。あれも、人には薦めにくいが、自分的には生涯保管の超名作。
大奥 第6巻 (ジェッツコミックス)

大奥 第6巻 (ジェッツコミックス)

映画化ですか、そうですか。これについては、別に映画化してもしなくても〜って感じ。この人の作品は、もうマンガっていう表現体で完全体だと思うので、他媒体で表現されるのに魅力を感じないかも。
今巻、綱吉編が終わったのだけど、4巻の時はこの将軍様あんま好きじゃなかった。でも、段々5巻の途中から彼女の悲哀が出てきて、6巻で右衛門佐が叫ぶ台詞にぐっときたー。こういうカタルシスが気持いー作家さんです。
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☆“夏休み思い出し日記・江東区深川スイーツ「Sakura Cafe」”アップしました ⇒id:star-s:20100825