je suis dans la vie

ライブとか映画とか芝居とか。ネタバレ有り〼。

「ハゲタカ」リピート

やはりリピートしてしまいました、「ハゲタカ」。新宿のピカデリーが綺麗になっててびっくりした。
今回は話が分かっていたので、落ち付いて見られた。1回目は、鷲津がなかなか出てこなくて、ヤキモキしてたのですが、こうして見ると、鷲津が出てくるまではプロローグかイントロって感じで、鷲津が動き出してからが面白い。
どうしても猫のシーンは猫メインで見ちゃうね!ごめん、龍平君。でも龍平君の猫の扱い方は相当なもんです。猫の方も、抱きあげられる時にされるがまま、って感じだし。テレビ版を見たら、猫はいたのだけどここまでふくよかな猫ではなかった。もちろん、別のタレント猫を使っているんだろうけど、設定としては大きくなったということか?西之屋が繁盛してきたら肥ったっつーこと?
鷲津ブランデーシーンはやはしうける〜。そして何故、芝野はスーツ、しかも三つ揃え。砂浜に革靴。まったくTPO無視。
二人が場所をホテル内に変えて話しているシーンでは、ブランデーではなくウィスキーを飲んでましたが、鷲津はストレートで、芝野は水割り。こういうディティールも凝ってるなあ(ウィスキーを水割りで飲むのは日本人だけ)。
そういや、鷲津は結局なんで日本に戻る気になったのかなあ。やる気になったのは、空港で劉の会見を見てたからだけど、その前は二日酔いのやる気ナッシング状態だったし。「っせっ!」って叫んでグラス割ったときにちょっとだけやる気が出たんすか。
時代が現代になったせいか、鷲津の服装がよりシャープになってる気が。パンフを見たら、なるべく日本製でまとめている模様。最近は「国産」が流行りだしね。靴は老舗のスコッチグレイン。時計はセイコー(ただこのセイコーインタナショナルはセイコーの中でも別格だそう)。でも、それでも割とリーズナブルな組み合わせで、総額で見たら劉には負けてるのでは…。
そんな劉は最初の方は眼鏡を三種類くらい変えてて、日本に入ってからは、細い黒の眼鏡で通してる。スーツもあれはビジネス用か、日本に来てからは地味めなテイスト。それでも玉鉄が着ると映えるんですが。
眼鏡と言えば、アカマの古谷社長や、中延さんはいわゆるおぢさん眼鏡(老眼か?)。村田さんや野中はほどよくおしゃれな感じ。飯島さんはダサくせず、かといってシャープすぎず。みなキャラに合わせた眼鏡なのか、細かい!
今回、音もよく拾えた。飯島さんの梅をチュパチュパ吸う音は酸っぱそう&美味しそうだった。あと、劉が爪を噛むシーンね。パチッ、パチッって、カウントダウンのようで切ないす。
ハゲタカは飯食うシーンが少ないのだけど、劉と森山がハンバーグ食ってる(ほぼ食い終わり)とこでめっちゃハンバーグ食いたくなりました。あの店行きたい。映画みると、食い物のシーンに反応してしまう悲しい性。そして鷲津はいつ、どんな飯を食ってるのかしら。劉とホテルのレストランで会った時も何も頼んでないようだったし、だいたい飲んでばっか。料亭とかで密談してる時も食べてないしなあ。
会見や会議の時に、ミネラルウォーターが置いてあるのですが、劉のブルーウォールは確か青系のラベル、鷲津ファンドはグリーンのラベルのもの。パソコン、メモ帳やパンフ、雑誌と小道具が細かくて、見きれなかった…。
アカマGTは名前は日産のGT-Rを模してるようですが、車体イメージは日産フェアレディZだそう(wikiより)。劉が子供の時に見たアカマGTの旧型はダットサン・フェアレディ。もし日産をモデルにしてるなら、この後アカマは海外自動車メーカーと提携とかなんだろうか。原作を早く読みたいわ。
車といえば、劉は結局アカマGTには乗れなかったんだろうなあ。その代り、守山が乗っていたのが救いですが。あの400万円で買ったのだとすれば、もう手元にはほとんど残ってないだろうし、守山はこのあとどうするのでしょう。
劉と守山の金拾え拾わないのシーンは一発撮りのようでしたが、劉が死ぬシーンもあんないいスーツを泥だらけにしてるので、あれも一発撮りでしょうね。玉鉄恐るべし。歴史に残る殉職シーン。そういや週明け、通勤途中に雨の中に横たわる猫の死体を見つけてしまって「わああ!」と大ショックだったのですが、思わず「劉…」と思ってしまいました…。玉鉄って顔がにゃんこ系だし。
ハゲタカは007みたいにシリーズ化しないかなあ。いつも鷲津のせいで人が死ぬので(ひどい)、いっそのこと殺しのライセンスを与えればいい!んで芝野さんがMみたいに指示を出せばいい。毎回、鷲津ガールが出て、エロワシシーンも増やすといいと思います。あと、鷲津のホライズン時代の話もみたいな〜。ただそれだと若いころの話だから、早くやらないとネ。劉の成り上がり物語はぜひスピンオフで。