と思う今日この頃。子供の頃から読んでいて、大学受験の時も「別マ」と「ぶ〜け」を欠かさず読んでいて、家族を呆れさせたわたくし。あの時間をもっと他に使っていたら、と思うけど一瞬で忘れます。
旦那には、「本棚に漫画を置かせてやっている」と言われました。てへ。
- 作者: 吉野朔実
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2009/01/30
- メディア: コミック
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吉野さんの作品の中で最高に「痛い」作品。彼女がたぶんおさえて、オブラートに包んできたものが、かなり意識的に描かれて、よりはっきりと見えて怖い。
最初の頃は、身体による「暴力」が主だったけど、そこからスライドしてあらゆる形の暴力を描いている。すごーくいやだと思う敏感な人もいるだろうし、吉野さんの美しい繊細な絵に惑わされて内包されている強力な毒に気づかない人もいるだろう。気づく人と気づかない人、私はどちらと近しいだろうか(どちらもいやだ)。
ところで、昨日、CATVで「ファーゴ」を見たせいか、コーエン兄弟の映画の雰囲気にも似てるな、とちと思う。どうでしょう。