久々に行ってまいりました。マイミスト井上さんのソロ公演。
今回は物語形式ではなく、タイトル通り、々なパターンをミックスしたパントマイムメインの公演。
カットアンドペーストされた音楽とシーン。音もミックスされ、動きもミックスされ、別の新しい形に。
最初はブラックアイドピーズの"Pump it!"で始まり、鞄を使ったファンクな動きのマイム。大好きな曲なので、しょっぱなからウキウキ。ロボットダンスやマイケルジャクソン風ラジオ体操や、キムタク風ギャッツビーやら、最初から最後までPOPでカラフルなダンスのようなマイムがどんどん展開して、息つく間もないくらい。
とはいっても、ひとつひとつにエピソードがあり、全体を通してはつながっているので、テーマは統一。悲喜こもごもな人生がぎゅっとつまった感じの、いつもの井上さんワールド。
今までのマイムで培ったものを、惜しげなく詰め込んで、そしてご本人がそれを楽しんでやっているので、見てる側もただただ楽しく見られました。しばらく見ない間に、井上さんが引き出しを増やしていて、こちらはそれを見せてもらっている、そんな新しい楽しみ方を発見。
井上さんはさらに、表現の幅が出て、観客と一体化する形の先の、観客を引っ張っていく感覚が今回はあり、この１年見逃した何作かをやっぱり見たかった〜と後悔・・・。
テクの面での見せ場が多かったように思ったけど、やはりご本人がいろいろ積み重ねてきて、内面が外ににじみ出てるなあと思うので、やはりテクだけではだめなのだな、と実感。
今回は長年の友人ともちゃんを連れて行ったのですが、いたく感動していたので、なんだかそれもうれしかったり、充実した日でした。
