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バースデー香港旅行〜アバンギャルドホテル編

今回宿泊したのは、九龍にあるシェラトン系のホテルW(ダブリュー)。
あの森田恭通氏がデザインを手がけたホテルだけあって、かなりアバンギャルド。森田氏っつったら、だいちまおーさまの夫で有名ですが、結婚当時は「朝シャン(朝からシャンパン)」だの、セレブというよりなんか珍種のような報道が多かったですが、噂に違わず、色んな意味ですごいホテルでした。
ホテル到着すると、ダボダボっとしたシャツとパンツ(一応制服)の髭づらのホテルマンが案内。そんな人がいきなりトランクを運び出したので、ええっ!と思いました。そのまま荷物がどこかに取られちゃうのかと…。でも、見た目と違って中国のホテルマンよりテキパキしてるし、英語もきれいだし。
フロントに関しては手早い手続き。しかも、うちらはチェックイン時間前に早めに着いたので、荷物預けるだけにしてあとで部屋に入るつもりだったんだけど、「予約された部屋は掃除中なので、空いてるスイートに変えますね」とのこと。お値段そのままで、なんでもないのにグレードアップされました。スイートですよ、スイート。っつっても、ものすごく広いわけではないんですけどね。予約した部屋よりちょっと広いくらい。
まあ、多分、旦那が実家の家族旅行や出張でシェラトン系をよく使っているから、お得意様だからサービスしてくれたのかなあ。とにかく対応の速さや気遣いは素晴らしかった。ここのホテルは、エグゼクティブフロアーがない代わりに、多少の値段の相違はあれ、どの部屋もスペックがよく、デザインもフロアーで違ったりするらしい。
雰囲気はとにかくアバンギャルド。入口入るとこんなのが壁に。

これ、夜はどう見ても六本木か渋谷のクラブ(オネエチャンがいない方ね)。んでかかってる音楽もクラブミュージックなのよ。
6階のフロントに行くまでのエレベーターはこんな感じ。

えーと、森田さん、ホテルで何をアゲアゲにしたいんですかー!
フロント近辺はこんな感じ。モダンな感じですが、フロントの壁にでっかいスクリーンがあって、昆虫や植物のイメージ映像が流れている。フロント近くのトイレに行ったんだけど、そこも鏡張りで薄暗くて、ほんとクラブのトイレだよ〜って感じ。

宿泊階のエレベーターホールはあやしいライトと、アバンギャルドな本棚のオブジェ。

部屋のベッドルームは普通っちゃ普通ですが、壁がスモーキーパープルって。

バスルームはシンプルだけど、コンクリート打ちっぱなしでモダン。でもライティングの効果で、なんかあやしげ。

リビングスペースの壁は夜になるとこんなライティング。

オブジェやフェイクのものを使ったり、紫やピンク系のライティングだったり、クラブ系の香りが満ちてたり、ともすれば安っぽくなりそうなのだけど、ギリギリ落ち着く感じにしてるのが森田氏のセンスなんでしょうか。素材の選び方、使い方もおそらくまったくチープでない、でもそれを思い切ったデザインに使う。正直脱帽。昼と夜で雰囲気は全く違うし。さすがだいちまおーさまを落とした男。宝塚ファンもまおさまにあんなキャラの旦那様は想定外だったかと思いますが、すごーく納得しました。色んな意味でグローバル&型破り。
クラブ好きな私は大満足!でしたが、びっくりする人もいるだろうなあ。九龍駅が空港に通じてるせいか、欧米人の客が多く、日本人はあまりみかけませんでした。韓国人と中国人カップル多し。でも、意外と静かにくつろげるホテルです。ベッドも柔らかめだけど、クセがなくて熟睡できたし。
ベッドルームに40型BANG&OLFUSENのサラウンドシステムがあって、旦那がお風呂に入ってる間にブラックアイドピーズを流しまくって、一人クラビングごっこしてました。今度は電気グルーヴ持ってこようかな。
二日目はそごうへ行き、本を買い、食材を買い、前回行った麥奀雲吞麵世家でジャージャー麺を食べ、九龍でも食材もろもろ買い、広州へ戻りました。
前回ほどは歩きまわらなかったけど、いくらかくつろげたかな?中心街の喧騒も香港ぽくて好きですが、ちょっとのんびりできるこんな旅もリフレッシュできていい感じ。