je suis dans la vie

ライブとか映画とか芝居とか。ネタバレ有り〼。

GW旅行・その3 伊勢めぐり

この日は旅行最終日。晴れて風も気持ちの良い天気。移動が長いのですが、とにかく景色がいいので、気持ちよい。海も山も風も空もよく見える。

ホテルを出てから、鳥羽のミキモト真珠島へ。短い橋を渡るとすぐついて、歩いてぐるりと回れるほどの小さい島。ここも子供の頃に家族旅行で来た思い出が。その頃は、真珠の仕分け(良品とそうでないのを分ける)作業を間近で見て、「どこかどう違うんだろう・・・」と不思議に思ったもの。
中はショップ以外に、養殖真珠の製造工程を見られる博物館のようになっていて、実は真珠で花珠と呼ばれる良質のものは1割くらいだとか、貝によって大きさや色が違うとか、初めて分かったことも多く。養殖なので、自然にできるわけではないから、貝に核を入れるのは「手術」というくらい結構グロイし。でも、他の宝石と違って、自然の貝からこんな綺麗なものができるのはなんだか不思議。宝石とはいっても「石」ではないしね。
海女さんの潜りも見られて、相方にピアスを買ってもらって、ちょいウキウキ。ミキモトの製品には、すべて「M」の刻印があって、それが保証書代わりだとのこと。後で、家に帰ってから、母のおさがりの真珠の指輪を見たら、やはりその刻印があったので、多分母も父に真珠島で買ってもらったんだろうな。

そしてそして・・・かの伊勢神宮へ参りました!一生に一度は、という場所。
まずは腹ごしらえで、おかげ横丁のおはらい町という門前町へ。とにかく人出が多く、昼時なのでどこの食べ物屋さんも行列。伊勢うどんを食べようと、岡田屋というお店へ。しばし並んで、30分ほどで中へ。とろりとした濃口のたれに柔らかいうどん。たれにからめながら食べる。美味しい・・・というほどではないのですが、名物だしね。その後、豆乳ドーナッツ買って、食べたのですがこれは美味しかった。お土産にしたかったのだけどその日までに食べないといけないのであえなく断念。伊勢牛のコロッケも食べたかったのだけど、相方が珍しくおなかいっぱいで諦めることに。

そしていよいよ内宮へ。内宮だけでも全部を回るにはゆうに1時間以上かかる。
三途の川みたいな川や、神木のような大きな木が何本もあって、そこかしこしめ縄があって・・・。天照大御神が祀られる御正宮は、中が見られないけれど隙間から大きな建物がちらりと見える。そして近くの空き地は、20年ごとの建て替えのための土地。
旅行前に、上司に「あそこには何かいるよ!」と言われたのですが、確かになんかこう人とか動物とか、生きているものの力ではどうもできないような雰囲気の場所でした。怖いとかではないのだけど、心が静まるわりに緊張感が走っている。何もないところにひたすらお辞儀をしているおばさんとかいたのですが、なんか納得できる。きっと彼女には「何か」が見えていたんだ。

その後、赤福を食べて外宮へ。内宮よりも人も少なく、藤の見える静かな池があったり、また違った雰囲気。

そして、帰路。帰りは長いドライブ(といっても私は助手席のみ)だったせいか、途中でかなり気分が悪くなってしまった。腰も痛くて、頭も痛くて。全体としては、雨もあったのにいい内容だったけど、移動についてはもう少し余裕をもっておかないと、運転しないとはいっても疲れてしまうのだわ。