je suis dans la vie

ライブとか映画とか芝居とか。ネタバレ有り〼。

COUNTDOWN JAPAN 05/06

冬のフェス、定番となってきたロキノンジャパンの年末ライブ。愛しのシロップのために参戦。
12時半過ぎに幕張に到着。みやちゃんと合流し、会場へ。思えばTMGEの解散ライブ以来の幕張。ああ、もうずいぶん時間がたったのだなあと、ふと思う。会場に着き、荷物をクロークへ。1000円はちょっと高いんじゃないの?とぶーたれながら、GALAXY STAGEへ。

思えば、924以来のシロップ。三ヶ月ぶり。この前のジャパンの記事のこともあり、期待と不安でドキドキ。そういえば、最初にライブに行った時もすごくドキドキしたな。なんでだろう。
古河編集長のご挨拶。シロップのことを紹介。「才能がある」としながらも、「1年半以上リリースがない」とアイタタなお言葉。でも「早くメインストリームに帰ってきて欲しい」とエール。前編集長の頃から、ジャパンでは評価が高く、ファンとしても嬉しい限り。
久々の三人は相変わらず。ちょっと五十嵐はテンションが高い。最初の曲はインストの新曲。ディレイを多用した、五十嵐らしい音。あっという間に世界に引きずり込まれ、前へ前へと行こうとする観客を、一瞬で追い抜き引き離す。これがいい。
「天才」「神のカルマ」と続き、音源化されていない曲を二曲。「Are you hollow?」から「きこえるかい」への流れはさすが。「真空」「リアル」「パープルムカデ」と定番曲をきっちりこなす。やっぱり大樹とキタダさんのリズムは心地よい軽さと歪み。ジャストでしっかりしてるけど、耳の奥でピシッと跳ねる。
ま、相変わらずダラダラのMC。でも、ギターを弾いてるときの歯を食いしばってる五十嵐が見られてよかった。シロップの音は私の生きる糧だからさ。気長に続けて欲しいよ。年末に会えてよかった。だいすきよ。

おなかがすいたので、飲食ブースで豚角煮丼を食す。よく煮込んであって美味しかったけど、ご飯が急いで炊いたのか、少し芯が残って△。
ピーズはほんと久々。やっぱり昔とは音が違う。みやちゃん曰く「昔のバンドっぽい」。まあ、そのとおりです。B-DASHは初見。みやちゃんに聞かせてもらった事があるけど、それよりは重い音。声はいい。メロディーが明るくて、あまり好みではない。ACIDMANも初見。もっとパンクな感じかなと思ってたら、結構男前。LOST IN TIMEに似てるかな。みやちゃんは「シロップに似てない?」とのこと。ディレイの空間使いとかは通じるかな。「あと五十嵐と同じ髭だよ」と。でも、五十嵐はあんなに男前じゃありませんよ…。

BENNIE Kはのせ方がうまい。声も二人とも張りがあって、かっこいい。コカコーラのCM曲は盛り上がる。
タミヲさんは相変わらずのグダグダぶり。曰く「七割の力で生きてます」。そこがまたよい。でも、フェスもまめに出てるし、昨年からライブもたくさんしてるし、コンスタントに活動してる人だよな。ユニコーンのデビューの頃から見てるだけにねえ、なんか感慨深いわ。陽水さんのカバーは良かった。「クラムチャウダー」の中の反戦の曲なんだけど、すごく印象的な曲で(曲名失念)。どういうつもりでタミヲが歌ったとか、そういうのはあんま考えない方がいい。音楽は言葉にしないとこに力があるから。

みやちゃんお目当てのエルレ。今日はエルレTシャツを着てる人が多い。そしてみんなニコニコしてて楽しそう。しかし、エルレモッシュが怖いので、なるべく女子率の高いところへ移動。にも関わらず、始まれば女子もモッシュしまくりで、お姉さんは一生懸命逃げてました。もうモッシュはできません!
やっぱ細美くんの声はいいな。話す時はかわいい&優しい。歌う時は強く染み入る。この人の歌や話の人柄に惹かれてるファンが多いんだろうな。
エルレのライヴはいつも焦燥感がある。シロップもそうなんだけど。音楽が夢と力と一瞬のものだって、だから美しいんだっていうことを証明する音だから。細美くんはそれを分かってて、戦おうとする稀有な人だと思う。一点の曇りもない人などいない。だからこそ、曇りを晴らすために、ロックはあるんだってこと。だから、私も未だに音楽から離れられないんだと。
みやちゃんと「細美くんみたいなダンナ様いいよねー」「包容力あるよねー」と乙女トーク。「でも、そう言いつつ、star-sさんは五十嵐みたいなダメダメが好きなんでしょ!」とすっぱり斬られる。そーよそーよ。捨てられた負け犬が好きなんだもん。

ひー、可愛い・・・。白いセーターに花柄のスカート。まったくほんと、綺麗な顔立ちの子だよ。まいった。声は少しハスキーで、ライブを多くこなしてきたのだろう。喉も強く、伸びがあり、バンドとの息も合っている。度胸もある。真っ直ぐな瞳は、透けて見えるほどに光っている。彼女が何かで曇ったり、歪んだりした時に、またこの音が変わるだろう。その時にどうなるか、見てみたい。
写真はdaimas caféの、シロップの名曲にちなんだ「翌日」カクテル。中身は「透明スピリットと希望」だそう。柑橘系の微かな甘みのさっぱりカクテル。