je suis dans la vie

ライブとか映画とか芝居とか。ネタバレ有り〼。

KKプロデュース#4「レンズ」千秋楽(2004/7/11)

こんなに芝居をリピートしたのは初めて(身内のを除けば)。親には「アホか」と呆れられてる始末。友人にも「なんで?」と聞かれるのですが、理由は一つだけ。
役者・大森南朋が好きだから。
でも、いい芝居でよかった。勉強にもなった。充電された感じ。
最終日は80席くらい当日券が出たようで、通路に補助イス、階段は座布団。観客も業界関係者多く、大杉漣さんが来ていたそう。大森君のパパ代わりかな。大森さんの親族の方も来ていたよう。林檎さんはどうやら毎日来ていたらしい。衣装の伊賀さんは素敵な和服姿。ちなみに、大森君の親友の水橋研二君と、草野康太君は前日に来ていた模様。
最後になったが、配役。

ふぁーふぁさんに教えてもらったんだけど、オープニングの映像で、役者の名前が出た時にその名前の花の絵が出ている!4回目にして初めて気が付くという体たらく。茎太郎だけ茎だけど。建物の絵は八角形の図書館の時計台部分。アリも出てるし、ヒントがいっぱい。
今日はもう、盛りだくさんで!アドリブは前日の受けたところは全部やった。天城(小林)はもうノリノリなのが、最初の影絵シーンで感じられた。なんかやるぞ!って雰囲気。案の定、カフェ客の影絵がクルッとひっくり返る時、うまいこと頭をつまむ仕草。春菊(西田)が「寿限無寿限無、五劫のすりきれ、海砂利水魚の水行末、雲来末、風来末、食う寝るところに住むところ、やぶらこ うじのぶらこうじ、パイポパイポパイポシューリンガンシューリンガングーリンダイグーリンダイポンポコピーのポンポコナの長久命の長助」と全部言い切ったとこは拍手!これって子供の頃に、弟とどっちが早く言えるか競争したりしてたなあ。なつかし〜。天城(小林)の帽子投げはかかったんだけど、駒形(大森)の帽子の上にひっかかった感じなので「微妙」とか「かっこ悪い」とか春日(久ヶ沢)のプチつっこみ。天城ががさりげに逃げちゃうとこで、駒形が天城のつまらない推理小説を読み始めるんだけど、いつもなら恥ずかしさで戻って来るのに、いつまでも来ない。大森君も打ち合わせはしてたんだろうけど、気になって不安そうに振り向いてるし。あの原稿ってちゃんと書いてあるのかな?気になる。前日もだったが、他の人のアドリブの時、大森君は本気で笑いすぎ。楽しそう。
最後のカーテンコールでは、盛大な拍手を小林君が制して、出演者に一人一人にコメントを促した。犬飼さん「言うことないです」と言葉少なに笑顔。小林君に「台詞、今回はとばなかったね〜」なんてつっこまれつつ。西田さんも「何もないです」といいつつも、「前日のカーテンコールで、帽子投げを失敗した時のリアクションを後悔してる」なんて言って、「本編と関係ないじゃん」とつっこまれ。久ヶ沢さんは「真っ白に燃え尽きた」とのこと(白い衣装を意識しつつ)。小林さん曰く「褒められるとのびるタイプ」。久々の舞台であったという大森さんは、ほっとした様子で「いや〜楽しかったね」と役柄とはうって変わって、ふつうのお兄ちゃん的コメント。「声を嗄らしてしまって・・・」と言っていたのはちょっと悔しかったのかな。色々な事を経験して、次の仕事につなげられる人なんで、期待してます。小林さんは「言いたいことは全部作品にこめました」なあんて最後までかっこいい。
小林さんは大森さんのことを褒めつつも、「俺ってオイシイとか思ってたでしょ」なあんて茶化した後、「やべ、あんまり言うと、かかと落としされちゃう」(笑)「まっぷたつにされちゃうよ」(爆)もちろん、大森君の出世作殺し屋1」のネタなんだけど、あんまり笑ってる人いなかったなあ。ラーメンズファンの方には「?」だったかも。大森ファンにはたまらないのです。その後に大森君に声援を送ったファンに、小林君が「うっせーバーカ!」ってキレるふりをして、みんなが止めに入るなんてパフォーマンスもあったりして、楽しいカーテンコール。
しまいには、小林さん「平均年齢高いけど・・・ス、スマッ・・・プ?」と小さくつぶやいておりました。「誰が誰かはケンカになるから」って言ってたけど、当てはめたくなっちゃう。でも、もっとかっこいい五人組だよ!
駒形の「出たな!得意の説明不足!」「お前の普通は普通じゃないんだって」という台詞は、多分小林さんが言われたことのある言葉なのでは?と思った。あまりにも至れり尽せりの台詞で、逆にこれは確信犯的なものを感じた。大森君の起用、林檎さんの音楽、いろんな化学反応を試してみたかったんだろう。
何より観客とのガチンコ、それすらも楽しんでいるんだ。
なにもかもレンズを通して、とっくのとうにお見通し。
大森君のおかげで、ほんといいものに出会う機会が多くなった。KKPは初めてだし、どうしても大森君ファンとしての目線で語ってしまうけど、いいとこも課題となった部分も噛み砕いて、自分の見る目を養って、またいいものに出会いたいな。
大森さん、いつもありがとうございます。と、心の中で本当に感謝。
ということで、大森南朋強化週間、これにて終了。さすがに疲れた〜。祭りは終わったけど、また別の祭りを探すよ。
とか言っていたら、今週からNHKで「火消し屋小町」に大森君出てます!よろしく!