je suis dans la vie

ライブとか映画とか芝居とか。ネタバレ有り〼。

Syrup16g Live@Liquid Room Ebisu(2004/7/26)

寝不足だっていってんの〜♪、という歌詞のごとく、遊びすぎがたたって眠い月曜日。平日にライブかよ。いや、愛人に会いに行くのは平日が定石らしいしな。ってかなり寝言言ってますが、シロップちゃんとは5月の渋公以来の逢瀬でございます。
場所は新宿から移ったリキッドルーム恵比寿。前いた会社の近くなので、道は懐かしい。つーか、昔の同僚に会わないかとドキドキでしたが(小心者)。駅から歩いてすぐの場所、川沿いで倉庫っぽい外観。そういえば、私はこの近くで生まれたらしい。ずいぶん前に亡くなったおばあちゃんちも近く。がっちゃんも渋谷に母方の実家があったそうな。
中は一度2Fに上がると広いスペースの奥にセレクトショップ&カフェ&バーカウンター、それとロッカールーム。ここでかなり待たされ、しばらくしてから1Fに下ってライブ会場へ。1Fが入口なんで戻るような感じ。まあ、外で待たされるよか2Fでまったりしておくれってことなんだろうけど、2Fフロア−もギチギチ。少し早めに行ってカフェでゆっくりするという手がよいのかも。
1Fに行き、ドリンク代を払うとドリンクチケット代わりのカンバッヂを渡される。中に入るとバースペース。ジントニックを手に会場内へ。850人ほどの観客がほどよい距離で入れる広さ。後ろ半分は座って見られる。ところどころに柱があるので、ちょっと端すぎると見えなくなる。
ライブは8時過ぎに、ほぼ予定通りに開始。渋公の時と同じでサポートギターがいる。左利きだから、前回と同じAKIさんかな?サポートが左で、がっちゃんが右。ギターのネックがそれぞれ外側を向くので、広げた羽のようで綺麗。最初の方はレコーディングが終わったという、9月発売の「Delayedead」からの曲らしい。昔のデモテなどの再録らしいので、勢いのある粗い楽曲が多い感じ。渋公ではハンドマイクで始まったのと、MtoMの曲が中心だったせいか遊び心が感じられたが、今回は最初からがっちゃんもギターを持ち、MCも無く淡々と進む。突き放して疾走してるよう。音はハウったり、少し硬い音。まだ新しいライブハウスだから、なかなか難しいのかも。がっちゃんはちょっと声が出きってない感じ。中畑さんはスネアの音をしきりに気にしていた。「寒い」というがっちゃんの短いMC。確かに空調が効きすぎ。MCはあまり無かったけど、突然「死にたくなってきた」と五十嵐節炸裂。まったくも〜(苦笑)。エレキの「My Song」はわりあい良かった。
中盤、がっちゃんはアコギに持ち替え、座って演奏。アコギの音もパキパキしてる。40万のハミングバードだろうか。「誰かに愛された感触があるけど、なかなか音が出ない」とインタビューで言っていたので、もともとがそういうギターなのかな。いっぱい愛してあげてそうだけどね、新しいオーナーも。昔の男の面影の残る女(ギター)なんてちょっと切ない。
印象に残ったのは、「I.N.M」、「リアル」、「メリモ」。中畑さんのドラムがやっぱいい。チューニングを気にしていたせいか、渋公の時ほどの高揚感はなかったようだが、爆発しそうな焦燥感があって、それはそれでよし。メリモの時かな?すっごい叫んでた。叫び声もリズムなんだよね。だから聞いていて気にならない。ライブは2回目だけど、不思議なのは、このハードなドラムにがっちゃんの高い声が意外にマッチする。中畑さんのドラムは重い音で前に出てるのだが、周りに合わせるような繊細さがある。どんなボーカルにも合うとはいえないけど、他の人だとどうなるのか気になる。キタダさんの柔らかい熟練した職人的ベースの貢献も大きい。サポートギターはまだ特筆すべきはないけれど、ストラトでもっと弾いて欲しいなと思わせるポップ心を感じる。
ライブのラストは「落堕」。ハンドマイクで夢遊病者のようにヘロヘロ踊る。ギターを外す時にマイクシールドに引っかかって取りづらそう。つうか、取ってから歌えばええやん。なんか子供の着替えみたいだよ。かわいいけどな・・・。中畑さんは最後、上半身裸で叩いていたのだが、そこにいた女子全員釘付けだったこと間違いない。あれはウエノコウジと対張るね。目の保養通り越して目の毒だよ。すっげ〜腹筋。
2時間ちょうどくらいで終わって、いい感じ。寂しい感じがまた良いカタルシス。昔よく一人で行ったPearlのライブを思い出した。Sho-taとがっちゃんってちょっと雰囲気似てるかも。秘密に一人占めしたくなるような音なんだ。
また会いに来るね。